ウィキペディアンがバイアスのかかった情報を執筆・編集してしまう可能性はないの?
Wikipediaへの懸念点としては、情報そのものの信頼性だけでなく、ウィキペディアンが自分自身や自分の経営する会社やお店などに関する情報を執筆・編集することで「バイアスのかかった情報」を公開してしまうことも挙げられます。しかし、ウィキペディアンになったからといって「自分自身に関するWikipediaページ」を自由に作成・編集することは推奨されていません。
Wikipediaの原則は「中立・公正」です。自分について書くとどうしても主観が入ってしまいがちです。ウィキペディアンはあくまで自分の専門分野や興味のある分野の記事を編集する役割を担っているため、宣伝のための自分のページは削除されてしまうこともあります。
また、先にも述べた通り、国内には約1万3000名のウィキペディアンが存在し、上位の方は1日100回ほどの編集を行っていると見られます。そのため、過度にバイアスのかかった情報などは他のウィキペディアンによって随時訂正されるケースが多いです。こうした工程を通じて「荒らし」や「誤情報」は随時検証され、修正が行われています。
もっとも、約1万3000名(国内)のウィキペディアンが、記事の総数に対して十分かどうかは議論の余地があるかもしれません。2024年6月30日時点で、Wikipediaには142万0576本の記事が公開されています。ウィキペディアンによる編集や執筆が行き届いていない記事が一本も存在しないとは言い切れないでしょう。
そのため、もし自分が詳しいトピックで「このWikipediaの情報は十分ではないな」と感じる記事があれば、ぜひWikipediaに登録して編集してみることをおすすめします。
文・オトナライフ編集部/提供元・オトナライフ
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