■米国オレゴン州で新たに事件発生!

UFO、怨恨、カルト教団…キャトル・ミューティレーションの闇に専門家が迫る!
(画像=画像は「npr」より,『TOCANA』より 引用)

「当該の雄牛は、切断されて血液を排出し、性器が取り除かれた状態で発見された」、2019年10月初旬、現地警察の発表と複数のメディア報道に全米が注目し、近隣住民は緊迫している。住民たちの間では、カルト教団の秘密儀式、エイリアンの侵略などが囁かれている。7月、最初に発見された雄牛の死骸は、オレゴン州ハーニー群山間の渓谷で、性器、舌が切除され、血のない状態で発見された。しかし、それだけで終わらなかった。その後、さらに4頭の同様の死骸が発見されたのだ。加えて、動物死骸の周辺には足跡も痕跡も残っておらず、毒性植物を食べた様子もない。

 同郡管轄の保安部副長ダン・ジェンキンス氏副長官は、情報提供として受けた膨大な量の電話とメールをさばくのに苦労したという。発見された土地と家畜の所有者コルビー・マーシャル氏は、カルト教団の儀式の可能性をコメント。アメリカ中西部において起きた過去の事件と同様、迷宮入りとなると見られている。たとえば、1980年代、同じオレゴン州ペンドルトンのテリー・アンダーソン氏が所有する乳牛が一夜のうちに不審死をとげた。その牛の乳房は「鋭いもので切除され、山中で発見された」のだ。

●経済的被害を狙った犯行? 犯人はカルト教団?

 オレゴン州立大学の東部オレゴン農業研究センター長デイブ・ボナート氏は、「多くの人が、肉食獣と有毒植物の可能性がないため、経済的損害を牧場に与えるための人為的行為だと考えていますが、死骸の状態は自然に起因することも否定できません」と非公式に語った。

 しかし被害者であるマーシャル氏によれば、そもそも腐食性動物の痕跡は見当たらず、むしろナイフかメスを使用したとしか思えない。また、同じ年齢の雄牛を5頭も失うということは偶然ではない。実は、マーシャル氏が所有する牧場と農地にはゴルフ場やスパなども併設されており、一泊850ドル(約9.2万円)もする。マーシャル氏を恨み、妬む人も少なくないと噂されている。

UFO、怨恨、カルト教団…キャトル・ミューティレーションの闇に専門家が迫る!
(画像=UFOs Over Arizona: A True History of Extraterrestrial Encounters in the Grand Canyon State Kindle Edition( Preston Dennett),『TOCANA』より 引用)

 一方、捜査を指揮するジェンキンス氏は「月の満ち欠けか、またはカルト的信念によってか、別の場所からハーニー群に来た誰かが儀式を行ったのではないか」と事件背後に何かしらの「オカルト」を指摘している。

 はたして、新たな「キャトル・ミューティレーション」はカルト教団による秘密儀式なのか。FBIによる過去の調査事例のように、闇に葬られてしまうのか。オレゴン州牧場主協会は、この「不審死」事件解決のために2万5千ドル(約270万円)の懸賞金を提示して情報提供を呼び掛けている。しかし、奇妙にも人々は、ある可能性について沈黙している。それが「UFOによるキャトル・ミューティレーション」である。『アリゾナのUFO:グランドキャニオンにおける地球外生命体との遭遇の歴史』著者であり、UFO研究の専門家プレストン・デンネット氏も、その可能性を否定していない。

 たしかに現場の状況から考えても、そして現地の歴史を辿ってみても、この可能性だけが、まさしく未確認飛行物体のように「事件解決の糸口」として浮かび上がってくるのではないだろうか。

参考:「UFO Nut」、「Black Vault」、「npr」ほか

※当記事は2019年の記事を再編集して掲載しています。

文=神ノ國ヲ

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提供元・TOCANA

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