ニューヨーク市警察は8日、地下鉄でアジア系の女性が暴行を受けた事件に関連し、16歳の少女を2件の暴行容疑で逮捕した。
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ニューヨークポスト紙によると、少女は16歳で、年齢が若いことから名前は公表されていない。午前9時45分に事件を起こした地域にある警察署に出頭した。
市警察は事件発生から3日後の6日、少女の顔写真を公開し、市民からの情報提供を求めていた。
市警察の当初の説明によると、事件が起きたのは3日午後8時、地下鉄F線の南方面行きの車内。ウエスト4thストリート駅あたりで、被害者の51歳の女性が、3人組の女性と口論になった。このうちの1人が人種差別的な発言をした上で、被害者の髪をつかんで地面に引き倒し、頭部を何度も殴った。発表時、憎悪犯罪対策チームが捜査を進めているとしていたが、容疑にヘイトクライムは含まれなかった。
きっかけは?
被害にあったのはネバダ州から家族で旅行に訪れていたスー・ヤンさん。電車には夫と11歳の娘が一緒に乗っていた。
CBSニュースの取材に、車内で向かい側に座っていた3人組の少女が、指を指して笑い始めたのが始まりだったと説明している。家族をからかうのをやめさせようと一緒に笑ったが、事態が悪化したと語った。