寺の中には小さな川が流れており、そこに架かる赤い橋が何とも風流です。
礼拝門に至る階段にも風鈴。さすがは遠州風鈴三山の一角をなすだけあって風鈴で涼やかな寺巡りを楽しませてくれます。
階段を昇り山門をくぐった先はガラスではなく金属の鐘の形をした風鈴が吊り下げられています。簾が天井に掛かりいかにも夏という感じがしますね。
油山寺は「目の霊山」とも言われています。孝謙天皇が目の病気を患い、薬師堂の本尊である薬師如来に眼病平癒を祈願し、境内にある滝の霊水に加持祈祷を行って目を洗ったところ、病気が全快したという言い伝えが残っています。
噂走るよ め!
…失礼しました。つい「め組のひと」を歌いたくなってしまいました。礼拝門を抜け再び階段下まで降りてきます。実は油山寺はもっと奥に薬師如来が祀られており、そこまで至る道は林の中、小川の脇を歩いていくまるでちょっとしたハイキングに来たかのような印象です。
そんな道を抜けていった先にちょっとした滝がありました。これが孝謙天皇が目を洗ったところ病気が治ったとされる「るりの滝」です。ところでこの滝、あることができるんですがおわかりでしょうか。
それがこちら、滝行。1日4回行われているそうで多くの方が滝行で身を清めているそうです。
鉄道系Youtuberの西園寺さんとZAKIさんが社員旅行でここを訪ね、滝行を体験しています。はい、わたしはやりませんでした。
この先薬師如来の宿る薬師堂へは再び階段を登っていきます。結構長い階段ですが頑張って登っていきましょう。