日産自動車株式会社は、英国ロンドンで開催されたフォーミュラE世界選手権シーズン10の第15戦と第16戦に参戦し、オリバー ローランドが見事な走りで最終戦を制したと発表した。

同チームは、9番手で予選を通過したローランドが混沌を極めるレース展開の中で4位に浮上し、その後、先頭陣がアタックモードの起動に苦戦している間にチャンスをつかんで首位に立ち、今季2勝目を記録。一方、サッシャ フェネストラズは激しい中盤戦を戦い、15位でシーズンを終えた。これにより、同チームは182ポイントを獲得しチームランキングで4位を、またローランドのドライバーズランキングでも4位を獲得した。

日産フォーミュラE シーズン10最終戦を優勝で飾る

日産自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市西区、社長:内田 誠)は、英国ロンドンで開催されたフォーミュラE世界選手権シーズン10の第15戦と第16戦に参戦し、オリバー ローランドが見事な走りで最終戦を制しました。

土曜日の第15戦は、サッシャ フェネストラズとオリバー ローランドがインシデントやペナルティのためにポイントを逃すという波乱のレースとなりましたが、翌日の第16戦で見事に立て直しました。9番手で予選を通過したローランドは混沌を極めるレース展開の中で4位に浮上、その後、先頭陣がアタックモードの起動に苦戦している間にチャンスをつかんで首位に立ち、今季2勝目を記録しました。

一方、サッシャ フェネストラズは激しい中盤戦を戦い、15位でシーズンを終えました。

これらの結果により、日産フォーミュラEチームは182ポイントを獲得しチームランキングで4位を、またローランドのドライバーズランキングでも4位を獲得、フェネストラズは17位に入りました。日産はまた、マニュファクチャラートロフィーで3位を獲得しました。

日産フォーミュラEのゼネラルマネージャー兼日産フォーミュラEチームのマネージングダイレクターであるトマソ ヴォルペは、以下の通り話しました。
「今シーズンを素晴らしい結果で締めくくることができました!土曜日は両ドライバーがインシデントに巻き込まれペナルティを受け悔しいレースとなりましたが、日曜日に組み立てなおした戦略が完璧にはまり、ローランドは4位まで順位を上げました。その後、インシデントと先頭集団がアタックモードの起動に手間取る隙をつき、首位を勝ち取りました。ローランドは常時冷静にレースを走り、本当に素晴らしいフィナーレとなりました。サッシャも、素晴らしい走りを見せ、競合相手との戦いに競り勝ち順位を維持しました。チームランキングで4位、マニュファクチャラーランキングで3位に入ることは本当に素晴らしいことであり、私たちのパフォーマンスを誇らしく思います。またこの勝利に日産CEOの内田 誠が立ち会うという幸運にも恵まれました。この結果はオフシーズンに向けて私たちの活力になります。来年は、両ランキングでチャンピオンシップを目指します。」

オリバー ローランド

「今シーズンを完璧な形で締めくくることができました。最終戦で勝つことを予想していませんでしたが、素晴らしいスタートを切り順位を4位にあげた後、先頭争いに積極的に加わらずに、チャンスをうかがっていました。最終的に上手くチャンスを活かし、レースに勝つことができました。今シーズンの成果をとても誇りに思います。チームとして成長することを目指して、実際に多くのことを達成しました。私たちは一貫して競争力があることを証明し、来年のための素晴らしい基盤を築きました。クルー全員に感謝し、次のシーズンを楽しみにしています!」

サッシャ フェネストラズ

「簡単なシーズンではありませんでしたが、多くのことを学んだので、将来の糧になるでしょう。土曜日のレースでは、本当に強いペースを見せましたが、残念ながらインシデントがあり、5秒のペナルティを受けてトップ10から脱落しました。ポイント圏内でフィニッシュできる走りだったので残念な結果でした。日曜日のレースも難しく、厳しい中盤戦となり、順位をあげることができませんでした。チームには今シーズンのすべての努力に感謝し、来シーズンのレースで、自分の力を発揮することを楽しみにしています。」

以上

リリース提供元:日産自動車株式会社