上田綺世 写真:Getty Images

 オランダ1部フェイエノールト所属の日本代表FW上田綺世は、依然としてメキシコ代表FWサンティアゴ・ヒメネスの控えに甘んじている。そんな中、以前に上田を批判した元オランダ代表のヴィム・キーフト氏に、スポーツ番組降板の可能性が浮上している。

 かつてアヤックス、PSVアイントホーフェンなどオランダ国内の複数クラブでプレーしていたキーフト氏。現在は評論家として活動しているが、今年2月にスポーツ番組『Veronica Offside』に出演した際、上田について「彼はペナルティエリアでしかプレーできない選手」と語った上で、「フェイエノールトは彼を獲得したけど、あのクラブには『誰を獲得するのか』をジャッジする人物が必要だ。アルネ・スロット監督は攻撃的なスタイルを志向するし、上田のようなカウンターでしか能力を発揮しないストライカーは不要だ」と日本代表FWの獲得が間違いだと主張していた。

 上田に対する辛辣評価で注目を集めていたキーフト氏だが、元オランダ代表のレネ・ファン・デル・ハイプ氏がポッドキャスト『KieftJansenEgmondGijp』で「キーフト氏は複数のテレビ番組から姿を消す」と述べた模様。

 これによると、テレビ局側との契約期限が満了間近である中、契約更新の見通しが立っていないとのこと。周囲からは「キーフト氏がテレビ番組に出演できているのは、単に容姿が整っているからだ」といった声も挙がるなど、同氏に対する批判が相次いでいるという。

 上田は昨年夏にベルギー1部サークル・ブルッヘからフェイエノールトへ完全移籍も、今季はここまでリーグ戦でわずか1試合のスタメン出場。同選手のパフォーマンスが900万ユーロ(約14億円)とみられる移籍金に見合わないと、現地では厳しい意見が挙がっている。