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軽自動車が大人気!だけど本当に満足できる?
軽自動車が向く人・向かない人を考察
軽自動車が大人気!だけど本当に満足できる?
株式会社ベストアクティが2023年9月16日に発表したプレスリリースによると、10〜60代の男女に「次に乗りたい車のボディタイプ」をアンケート調査したところ以下の結果が出たそうです。
ご覧のとおり、軽自動車がダントツでトップ。回答者数は100人なので、そのうちの4割が次に乗りたい車に軽自動車を選んだことになります。
アンケートで軽自動車が選ばれた理由としては、経済性や燃費のよさ、運転のしやすさなどがあげられています。また、「通勤にしか使わないから軽で十分」という旨の回答も掲載されていました。
オーナーは軽自動車に満足している?
ここでもう1つ、軽自動車に関するアンケート結果をご紹介しましょう。次のグラフは、株式会社イードが2023年9月21日に発表したプレスリリースより引用したものです。
株式会社イードでは、ウェブメディア「カーライゼーション」において軽自動車ユーザーに対するアンケートを実施(回答者100人)。その調査結果の1つである上記グラフからは、軽自動車に満足している人の多さがわかります。
「普通自動車を利用したことがない」人を除くと、元普通車ユーザーで軽自動車に満足している人は約72.6%。かなり高い数字といえますが、残りの約27.4%は軽自動車に不満を持っていることになります。ちょっと気になる数字ですね。
軽自動車が向く人・向かない人を考察
前述2つのプレスリリースを見るに、軽自動車は大人気だけれど、誰しもが満足できるカージャンルとはいえなさそう。では、どういう人が軽自動車ユーザーに向くのでしょうか?
ここからは、株式会社イードのプレスリリースを参考にしつつ、軽自動車ユーザーに向く人と向かない人を考察していくことにしましょう。
軽自動車で後悔していない人・後悔している人
上図は株式会社イードの調査に対して「軽自動車を選んで後悔していない」と答えた方(全体の79%)の回答理由をまとめたグラフです。
維持費の安さを理由に挙げている人が最も多く、「軽のサイズで十分」「小回りが利く」との回答もそれぞれ20%以上を占めていますね。続いてもう1つ、イードのプレスリリースから別のグラフを引用してみましょう。
こちらは「軽自動車を選んで後悔している」と答えた方(全体の21%)の回答理由です。動力にパワー不足を感じている人が最も多く、車内の狭さや乗車定員の少なさに不満を感じている人も多いようですね。
……と、2つのグラフを見たところで、各グラフのデータを参考に、軽自動車に向く人と向かない人の傾向を見ていきましょう。
軽自動車が向くのはこんな人
以下の条件に当てはまる人は、軽自動車ユーザーに向くと考えられます。
とにかく維持費の安い車が欲しい
運転が苦手または不慣れなためコンパクトな車を探している
買い物や通勤などの普段遣いが車の使い方のメイン
5人以上で出かける機会が少ない
先ほどの「後悔していない理由」のグラフからわかるように、ランニングコストの安さや運転しやすさを重視する人は軽自動車ユーザーに向いているといえます。
ただし、乗車定員が最大4人で排気量660ccというスペックは気にしたいところ。少人数で乗る普段遣い用の車と割り切るなら、軽自動車に大きな不便を感じることはないでしょう。
軽自動車が向かないのはこんな人
以下の条件に当てはまる人は、軽自動車ユーザーにはあまり向かないと考えられます。
大人数で出かける機会が多い
高速道路や山道を車で走る機会が多い
安全性重視で車を選びたい
他人の車と愛車をつい比べてしまう
20年ほど前と比べると、軽自動車の走行性能や安全性能は驚くほど向上しています。とはいえ、最高出力は上がっていませんし、車体が小さく普通車と衝突すれば当たり負けしやすいという点も従来から変わっていません。
これらの点が気になる人や、「後悔している理由」のグラフにあったように「軽は格好よくない」と感じる人は、軽自動車ユーザーに向かない可能性があります。