本堂でお参りしましょう。本堂の両脇にも風鈴。短冊の部分に絵馬のように願い事を書いて吊るします。七夕飾りのようですね。

可睡斎は本堂の奥の小山に奥の院があります。そう遠くはないので歩いていってみることにします。

雨が上がったばかりの早朝、奥の院に向かう階段がしっとり濡れていていい雰囲気です。

途中、家康公出世の六の字穴とよばれる洞穴がありました。武田信玄との戦いで敗走した徳川家康が逃げ込んで命拾いをしたと言われる洞穴です。六の字とは世間からの解脱を意味する六道や、六地蔵から取られた名称とも言われています。

奥の院参りを終えて本堂前まで戻って来ました。写真ばかりではつまらないと思いますので、みなさんにも風鈴の音を感じていただきましょう。

どうです?涼しくなりましたか?

全国にはほかにも風鈴を掲げて夏を涼しく過ごそうという取り組みをしているところが数多くあるようです。みなさんもぜひお近くの風鈴まつりを訪ねてみてください。

わたしのほうはもうひとつの風鈴寺、油山寺も訪ねました。こちらのほうは次回のブログで様子をお届けしたいと思います。

編集部より:この記事はトラベルライターのミヤコカエデ氏のnote 2024年7月17日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方はミヤコカエデ氏のnoteをご覧ください。