■「格ゲーのマッチョキャラ」と言えば…

ザンギ=鶏の唐揚げのはずだが… なぜか1割が「とんでもないマッチョ」回答する事態に
(画像=『Sirabee』より引用)

そのキャラの名はザンギエフ。

1991年よりアーケードにて稼働した格ゲータイトルの金字塔『ストリートファイターⅡ』(以下、スト2)より登場した筋骨隆々のキャラで、格ゲーにおける「投げキャラ」の元祖的存在である。

豊かな胸毛と髭を生やし、赤いパンツ一丁で筋骨隆々な風貌は、多くのゲーマーに衝撃を与えた。

その代名詞でもある「スクリューパイルドライバー」(以下、スクリュー)はザンギエフを象徴する必殺技で、相手を鷲掴みにして宙高く舞い上がり、回転を加えたパイルドライバーをお見舞いする豪快なもの。

「レバー1回転」という難度の高いコマンドが必要なほか、ザンギエフ自体が「移動速度が遅い」「体格が大きい」(一部キャラの限定コンボを喰らいやすい)といったクセの強い性能をしていることから、稼働当初は「弱キャラ」のレッテルを貼られていた。

しかし、スクリューを比較的容易に出す「立ちスクリュー」といったテクニックが先人らに発見され、ザンギエフは次第に「立ち回りはめちゃくちゃ厳しいが、スクリューを数発通せば勝ち」という、「浪漫キャラ」の地位を確立していく。

前出のザンギエフの特徴は令和の現代の格ゲーの多くにも継承されているほか、「スクリュー」という呼び名そのものが「投げの必殺技」(コマ投げ)全般を指すケースも多い。

そんなザンギエフに魅せられたプレイヤーは数多く、プロゲーマーでは自身の名にキャラ名を冠した板橋ザンギエフ氏がその筆頭だろう。

ザンギ=鶏の唐揚げのはずだが… なぜか1割が「とんでもないマッチョ」回答する事態に
(画像=『Sirabee』より引用)

一方、「投げ抜け」(グラップ)で回避できないコマ投げ、および投げキャラに苦手意識を持つ格ゲーマーも一定数存在し、対戦時に「コマ投げ擦ってるだけじゃねぇか!」(訳:読み合いがお強いですね)といった悲鳴が飛び交うケースも少なくない。

そこで今回は「ザンギ」の愛称でお馴染みの同キャラについて、全国の10~60代の男女752名にアンケート調査を実施することに…。