千葉県東金市の鬱蒼とした雑木林の中に存在する廃墟、通称「ホテル活魚」は関東で特に知名度の高い心霊スポットとして知られてる。
1975年ごろに二階建ての「油井(ゆい)グランドホテル」の名でラブホテルとして開業し1995年ごろに閉業、その後は生け簀のある割烹料亭となったもののこれも1998年ごろに閉業した。料亭の閉業後にもモーテルとして再び営業したと言われているが判然としていない。なお、この料亭時代の「活魚」という看板が通称の由来になっている。
地元ではよく知られた心霊スポットとされており、数々の事件の噂が囁かれていた廃墟でもあった。ラブホテルとして営業していた時代、ある部屋で焼身自殺があったという噂があり、現在も廃墟の中では一部屋だけ焼け焦げた場所が確認できるという。また同様にホテルだった時代には、訪れたとあるカップルが喧嘩を起こして女性が刺殺される事件が発生したという話もあるとのことだ。この2つの事件は、活魚の噂として有名ではあるものの、実際の事件としては確認できておらず信憑性が低いため、あくまで噂でしかないというレベルに落ち着いている。
しかし一方で、活魚が実際に事件の現場となったことがあるのも事実である。2004年12月22日、通行中の女性を狙ってひったくりや強盗を繰り返していた男5人グループが、その日ワゴン車で徘徊をしていた際にカラオケ店から出てきた女子高生2人に狙いを定め、人気のない路地に入ったタイミングで暴行し現金などを奪い取った。うち女子高生1人はトンネルまで拉致され、さらに乱暴が加えられた。
その後、女子高生を活魚の廃墟に連れ出し、その場にあった電気コードで絞殺、なんと放置されていた大型冷凍庫に遺体を詰め込んで遺棄したというのである。事件の凄惨さ、そして犯人グループのうち3人が未成年であったことから、当時はセンセーショナルなニュースともなった。
多くの探索者が後を絶たないスポットとなっている活魚。近年では、テレビ番組やYouTubeでも取り上げられる機会が多くなり、その知名度はさらに広がりを見せているようである。中でも、グループで活動しているとある有名なYouTuberが活魚を訪れた動画をアップしたものの、何の告知も無くその動画が後日に削除となったことで、「とんでもないものが映っており、それを恐れて消したのではないか」と憶測が飛び交ったこともあった。
関東の中でも特に恐ろしい場所として語られる活魚であるが、そもそも廃墟というのは崩落の危険性も高い上、現在市が管理をしているということもあり法的な意味でも、面白半分で立ち入りをすることは控えた方が良いだろう。
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【本記事は「ミステリーニュースステーション・ATLAS(アトラス)」からの提供です】
文=黒蠍けいすけ(ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
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提供元・TOCANA
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