かつて多くの囚人が送られた刑務所があった孤島、アルカトラズ島。この島の3D地図を作成するため現地調査を行ったチームのメンバーが、島に滞在中に不気味な幽霊体験をしたと証言して話題になっている。
今回の調査はアルカトラズ島の浸食を研究するプロジェクトの一環で行われたもので、研究者らは3週間この島に滞在し地理を綿密に記録、夜には実際に刑務所で寝泊まりしたという。
何人かでキャンプした時にありがちだが、調査チームのメンバーに一人いびきがかなり大きな者がいたという。グループリーダーのピート・ケルシー氏が回想するところによると、いびきの音量を指摘された彼は同僚に言われて、ここに収監されていた囚人の顔写真を撮影していたという別室で一人で寝ることに快く同意したという。
しかし翌朝、ケルシー氏は彼が部屋の外で寝ているのに気づいた。後で理由を尋ねてみたところ、なんと彼は夜中に「自分の部屋の上の部屋で複数の人間が家具を動かしているような音」を耳にし、目を覚ましてしまったのだと語った。
さらに彼は夜中にピアノの演奏も聞いてしまい、不気味に思った彼はすぐにその部屋から逃げ出したのだそう。その後、彼は二度とその部屋で寝ようとしなかったそうだ。また、あまりにも彼の訴えが真剣なものであったため、チームの他のメンバーは、彼と一緒の部屋で寝ることにも同意したとケルシー氏は語る。
霊によって安眠を妨害されるよりも、いびきを我慢する方が余程ましだと全員が考えたようだ。
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文=田中尚(ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
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提供元・TOCANA
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