今年は春先から大阪湾奥でよくチヌ、キビレが釣れている。先日は20尾以上の釣果を得ることができた。その数を上回るのは難しいだろうが、あの快感をもう一度、と再び同じ場所を狙いにいってみた。シーサイドコスモ。小型キビレを中心に10尾以上の結果となった。
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(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター井上海生)
当日の状況
このところ調子がいい南港だ。朝マヅメはツバスも回っているらしい。6月26日、夕マヅメ。メタルジグも投げてみようかと思ったが、やはりワンタックルでいきたいので、メバリングタックル1本で勝負することにした。
このところ水潮の事前予測に困っている。この日も、前々日に大雨はやんでいたが、それでも小雨が降ったり風が吹いたりと微妙だった。行ってみれば海は穏やかなもので、わからないものだ。水面に浮きゴミも少なく、全面的に打ちやすい。
夕方19時からスタート。まだこの時間でも日没後の光の名残がある。
キビレが表層で連発
メバリングタックルそのまま、リーダーだけ少し太い6lbにして0.9gのジグヘッドを使って表層からサーチしていく。乗せられないショートバイトが5つほどきたので、アジング用の鋭いハリにかえたところ、すぐに乗った。
抜き上げは余裕のキビレ30cm弱。ここから、あえて文章での描写を必要としないまでのワンパターン連発モードとなる。最終的にハリが折れてしまってやめにしたが、表層打ちで10尾まで軽く数を伸ばした。最大35cmだ。
さすがにアジングのハリは弱いな……。しかしこれくらいの細さでないと乗らないヤツもいる。使い方はまったく違うわけだが、大型アジ用の耐力のあるジグヘッドを持ってこようか?ギガアジヘッド、チヌに流用である。
なぜ小型キビレ?
この日はラストに45cmの本チヌをかけて取ったが、数を釣った中で一尾偶然に出た、みたいな感じだ。キワを普通に打っていて、表層から中層まではほとんど小型キビレ。何か理由があるのだろうか?使用したジグヘッドは1gアンダーから3gまで。
メバルと同様の話かもしれない。表層で釣れるメバルはあまり大きくない。好奇心旺盛でスレにくい小型が多いものだ。キビレの型はまた20cm~45cmほどと幅が大きい。おそらく魚の付き方の典型で、深いレンジに大型が付きやすいのだろう。警戒心の薄い小型が表層にかたまる。
ただここまで露骨に「表層=小型」となるのは、何気に今年はじめてのパターンだ。それまでは表層でも何でも、釣れるのはわりと大きいのが来ていたし、レンジを入れても小型が来ることもあった。「表層=小型」は今年の特徴的な傾向といえるかもしれない。
小型のキビレはあまり引かない。メバルほどの釣り味もないし、退屈する。