レディ・ガガは、アメリカ出身のミュージシャンである。幼い頃からピアノの才を見いだされ、世界で20人しか早期入学を認められないという音楽学校へ17歳で入学し、2008年にデビューアルバムをリリースするや否や瞬く間にヒットを飛ばし、また同アルバムでシングルカットされた楽曲2曲が共にチャートで1位を獲得したことでデビューしたての新人による2作連続1位獲得という史上初の快挙を成し遂げた。
世界的に著名となった彼女を象徴するものといえば、やはり舞台やPVなどに見られる奇抜な衣装とパフォーマンスであり、2010年5月に米雑誌『タイム』の世界で最も影響力のある有名人にアーティスト部門1位に選ばれるほどであった。
彼女は、自身がバイセクシャルであることを早々に発表していることでも知られている。このことによってLGBT層からの支持は絶大なものがあり、自らも支援・啓蒙活動を積極的に行なっている。加えて、同性愛者であった彼女のファンがいじめを苦に自殺をしたという出来事以来、いじめ撲滅の運動にも積極的に参加しているという。
彼女については、奇妙な都市伝説が広く流布されている。「実は男なのではないか」という説はたびたび浮上しており、衣装の一部が膨らんだ画像と共に拡散されているという。このことに彼女はバカバカしいと一蹴する発言をしている一方で、あるテレビ番組にて噂に触れられた際には肯定するような発言もされていたことで、今なお真偽不明の謎として流布されている状態となっている。
また、最も有名なものとして、彼女が悪魔崇拝組織と関わっているのではないかというものがある。
それによると、彼女はスーパースターになるべく悪魔と契約を交わし、その奇抜な衣装も悪魔を連想されるものになっているというのである。また、あるPVでは、聖母マリアへ祈りを唱える際に用いる道具ロザリオを飲み込むというシーンがあり、これこそ神の信仰を捨てたがゆえの行為であるというのだ。
2012年には、彼女が宿泊したホテルの浴槽に赤い液体が溜まっていたということで話題になったこともある。この液体について詳しいことはその後報告されていないものの、悪魔崇拝の儀式の一つとして血の風呂に入っていたのではないかとの憶測が飛び交ったという。
2013年には、箱の中に入った全裸の女性と大量の液体をスプーンで舐めとるというショッキングな映像も広まった。これは、マリーナ・アブラモヴィッチというパフォーマンスアーティストの製作した”作品”であり液体も単なるチョコソースであった。しかし、あまりにも衝撃的な場面と、600万円もの大金でその作品を落札したということから、食人のけがあるのではないかとの噂に拍車をかけることとなった。
さらに、彼女は2017年に「線維筋痛症」を患っていると公表していた。この病は、全身に痛みが起こり極度の疲労感や睡眠障害、頭痛、抑鬱といった症状が伴うという。これが、悪魔崇拝による代償ではないかと囁かれたのだ。
彼女が悪魔崇拝者であるかはわからない。
ただ一方で、彼女は学生時代にゴミ箱へ投げ込まれたり、ロッカーに落書きされたり、廊下でつるし上げにあったりと、壮絶ないじめ体験を持っているという。さらに、彼女は19歳の頃に倍ほど年の差のある男から性的暴行を受けたこともあり、長い間打ち明けることができなかったため当時は酒とドラッグに逃避するしかなかったという。
それらのトラウマを打ち破る強さと美しさを表現する一環として、このようなパフォーマンスや言動を展開していると考えると、悪魔崇拝ではないかという疑念についても少々見方は変わってくるだろう。
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文＝ZENMAI（ミステリーニュースステーションATLAS編集部）
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提供元・TOCANA
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