海の中にはまだ我々が窺い知ることのない存在が潜んでいるのだろうか――。1980年代にアラスカ沖で巡視船が海にいた謎のヒューマノイドを捕獲していたというのだ。
■網にかかった謎のヒューマノイド
1980年代初頭のある夏の夜、アラスカ沖をパトロールしていたアメリカ沿岸警備隊の巡視船は、特に周囲に異常もないことから警戒を解いて沖合に停泊し、隊員たちは休憩を取っていた。
ある隊員の証言によると、この時に数名の隊員たちがちょっとしたレジャーと食料補充を兼ねて甲板から海に向けて網を投げた。大漁を期待していたが、毎回数匹の魚しか捕まらず期待外れであった。しかし彼らはあきらめることなく繰り返し網を投げ続けたのだった。
するとついに網に大物が掛かった。数人がかりで網を甲板に引き上げると、網に絡まっていたのは魚でも海洋動物でもなく、小さな人間の姿をしたヒューマノイドであった。
捕らわれたヒューマノイド、つまりこの人型UMAは身長約150センチで、耳の下にエラに似た器官があった。水中でエラ呼吸ができるのかもしれない。
UMAの暗い茶色の皮膚は滑らかだがゴツゴツしており、丸い目は薄く白い光沢を放つ被膜に覆われ、衣服は身につけていなかった。全体的に粗野な外見であったが、首から下げた円型の金属製の機器が胸に貼りついていた。
奇妙なUMAに驚いた隊員たちだったが、海に逃がしてあげようと網の絡まりを解いたのだが、身体が自由になるとUMAは隊員たちに殴る蹴るの暴力をふるいはじめた。
完全に網から抜け出すと、UMAは逃げようと甲板を駆け回ったのだが、隊員たちに阻まれて海に飛び込むことはできなかった。
隊員たちに囲まれながらもなんとか活路を見出したい様子のUMAだったが、偶然にも船の操舵室のドアが開いていたのだ。UMAは操舵室の中へと逃げ込むと、内側からドアをロックしたのである。事実上の休憩中であったため操舵室の中には誰もいなかった。
船の操舵室は特に頑丈に作られており、外側から開けるのはきわめて困難である。仕方なく船長は溶接機でドアの蝶番を切断するように指示し、作業が進められた。
ようやくドアをこじ開けるところまで作業が進み、バールで隙間を拡げながら最も小柄な隊員がなんとか操舵室に入り込むことに成功した。しかしその際、力まかせに引き抜いたバールが勢いよくUMAに当たってしまい、打ち所が悪く昏倒したUMAは動かなくなってしまった。死亡させてしまったようである。
当初船長はこの一件を隠蔽するつもりであったが、こうなると上層部に報告せざるを得なかった。
アラスカからヘリコプターが派遣され、UMAの遺体を回収して帰っていった。その後、UMAの遺体がどうなったのかは謎に包まれている。
操舵室の機器は1つも損傷しておらず、すべて正常に機能していたのだが、記録を調べてみると溶接作業中に無線機を使用した形跡があったのだ。あのUMAが無線を使ったとしか考えられなかった。UMAはいったいどこへ向けて、どんな交信を行ったというのか。
このストーリーは20年近く沈黙を貫いてきた一人の隊員の証言であり、公式の記録もなければ船長や別の隊員からの証言も今のところはないようである。
はたしてこのUMAは何者だったのか。アラスカ沖の海底に知的生命体が生息する海底施設があるのだろうか。関係者からの新たな証言がもたらされることを期待したい。
参考:「Soul:Ask」ほか
文=仲田しんじ
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提供元・TOCANA
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