リアには巨大なスポイラーを装着

トヨタGAZOO Racing(GR)カンパニーは、今後GR製SUVの開発に力を入れると思われるが、そのフラッグシップSUVとして「GRクラウンスポーツ」を計画している可能性があることがわかった。

GRの高橋智也社長が、海外メディアに「一部の顧客はスポーティなモデルを必要としているが、その実用性からSUVを望んでいる」と語ったことから、その第一弾としてコンパクトなヤリスクロスを筆頭に、C-HR、カローラクロス、RAV4あたりが有力と考えられている。しかし、同時にフラッグシップとしてGRクラウンスポーツも噂されている。

近年のトヨタSUV攻勢は凄まじく、家族向けの3列シートの2024年型トヨタ グランドハイランダーとその兄弟車であるレクサスTXの導入から始まり、その後ベストセラーのタコマ ピックアップトラックN400バージョン、生まれ変わった2024年型ランドクルーザーとその兄弟車であるレクサスGX550、クラウン シグニア、4ランナーを発売するなど攻めている。

そしていよいよ、ホットSUVの登場が迫っていると見ていいだろう。同社がハイランダー、グランドハイランダー、ランドクルーザー、クラウンシグニア、または4ランナーのGRバージョンを発売する可能性もあるが、クラウンスポーツが有力だという。

お馴染みTheottle氏が協力してくれた予想CGは、GRヤリスのDNAを使用して制作。フロントエンドには、巨大なエアインテークを装備、両サイドの給気口も拡大され迫力を増している。さらにボンネットにはエアスクープを備えている。

側面では、フェンダー後部にエアアウトレットを配置、フェンダーは拡大され、かなりアグレッシブだ。そして後部では、巨大ルーフスポイラーを装着、バンパーには円形デュアルエキゾーストパイプがインストールされている。

果たしてGR初のクロスオーバーはどのモデルとなるのか、注目されるが、GRクラウンスポーツが登場すれば、5千万円近いフェラーリ「プロサングエ」の廉価バージョンとなるかも知れない。

文・CARSMEET web編集部/提供元・CARSMEET WEB

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