テニスのグランドスラムはウィンブルドンを終え、残すは8月下旬に開催される全米オープンを待つのみとなり、シーズンも佳境に向かっていく。今回はウィンブルドン終了後のWTA女子世界ランキングを紹介。世界最高峰で戦っていく10人を紹介していく。
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まずは、6位-10位まで。
【6位―10位】
6位:ジェシカ ペグラ
アメリカ/1994年2月24日/19勝8敗/4,665ポイント
7位:ジェン チンウェン
中国/2002年10月8日/21勝11敗/4,055ポイント
8位:マリア サッカリ
ギリシャ/1995年7月25日/19勝12敗/3,925ポイント
9位:ダニエル ローズ コリンズ
アメリカ/1993年12月13日/36勝11敗/3,702ポイント
10位:バルボラ クレイチコバ
チェコ/1995年12月18日/7勝9敗/3,573ポイント
続いて、上位5人を5位からお届け。
5位:ジャスミン パオリーニ
イタリア/1996年1月4日/24勝12敗/5,518ポイント
ランキングでキャリアハイを更新し続けているジャスミン パオリーニは、2024年シーズン、ドバイDuty Freeテニス選手権でアナ カリンスカヤを決勝で破り優勝するなど、順調にキャリアを積み重ねている。全仏オープンではエレーナ リバキナらを破り自身初の決勝に進出すると、イガ シフィオンテクにはストレートで敗れたものの、みごと準優勝を勝ち取る。ウィンブルドンでも決勝に進出したが、バルボラ クレイチコバに敗れ、またも優勝ならず。それでも、まだまだ急成長を遂げている彼女の今後には大きな期待が持てる。
4位:エレーナ リバキナ
カザフスタン/1999年6月17日/35勝7敗/6,376ポイント
カザフスタン出身のエレナ・リバキナは、2022年のウィンブルドンで初のグランドスラムタイトルを獲得して以来、その勢いを維持している。2024年シーズンは、全仏オープンではジャスミン パオリーニに敗れベスト8止まり、ウィンブルドンでは、バルボラ クレイチコバに逆転負けしベスト4止まり。2022年以来の決勝進出は逃した。
3位:アリーナ サバレンカ
1998年5月5日/30勝9敗/7,061ポイント
サーブなどパワフルなプレースタイルが武器のアリーナ・サバレンカは、2023年シーズンにランキング1位に輝くなど大きな飛躍を遂げた。その勢いは2024シーズンも衰えず、全豪オープンでは、準決勝でココ ガウフ、決勝でジェン チンウェンを破り、大会期間中1セットも落さずに優勝を遂げた。全仏オープンでは準々決勝でミラ アンドレーバに逆転負けを食らう。その後、肩のケガでウィンブルドンは出場できず。彼女の復活を待ちたい。
2位:ココ ガウフ
アメリカ/2004年3月13日/32勝10敗/8,173ポイント
昨秋の全米オープンで初優勝、10代での快挙に世界が驚いたが、その後もランキングトップ3に君臨し続けているココ ガウフ。2024年も全豪オープンで準決勝、全仏オープンでも準決勝に進出し、安定した成績を残している。ウィンブルドンでは、4回戦で同じアメリカのエマ ナバーロにストレート負けしてしまったが、まだ成長段階のガウフは今後も要注目の存在だ。
1位:イガ シフィオンテク
ポーランド/2001年5月31日/45勝4敗/11,285ポイント
ポーランド出身の若きエースであるイガ シフィオンテクは、2024年シーズン、一度も女王の座を明け渡すことなく、その実力をいかんなく発揮している。BNPパリバ・オープン、マドリード・オープンなどツアー優勝5回、得意とするクレーコートの全仏オープンでは、2回戦では大坂 なおみを破るなど順当に勝ち進むと、準決勝でココ ガウフ、決勝でジャスミン パオリーニをどちらもストレートで破り優勝、貫録を示した。しかし、ウィンブルドンでは3回戦でカザフスタンのユリア プティンツェワに敗れる波乱。全米での巻き返しに注目が集まる。
【ウィンブルドン速報】メドベージェフが世界ランク1位シナー破り準決勝へ
それぞれの持ち味を生かし、テニスファンを魅了しているTOP10プレイヤーたちが全米オープンでどう活躍するか、その結果でランキングがどう変わるか、楽しみに待ちたい。
(※)2024年7月15日時点
(SDAA編集部)