■「なんとも言えない感情でした」
今回の一件について尋ねたところ、「なんとも言えない、怒りや悲しみ、呆れる気持ち、むなしさが混ぜこぜになった表現し難い感情でした」と当時の心境と話す。
なお、過去に同様の事例があったのかについては、「私は経験していません。私は、と申し上げたのは本来は板場の責任者なので、お客様の部屋に入る事はなく、片付けもしないからです。私の見えないところではあったかもしれませんが、報告がないのでなかったと言って良いと思います」と語る。
■器に込められた思い

(画像=『Sirabee』より 引用)
今回話題となった「器」をはじめ、全ての食器には様々な思いが込められているという。
「これは弊店だけでなく、特に日本料理に携わる人でしたら、等しく同じだと思います。季節やお客様の目的に合わせて器も変えています」としつつ、「また、形見分けしていただいた品や修業中に少ないお給料で買った品、実父である先代の親方から譲られたものなど大切な品ばかりです」とのこと。
店や職人はもちろん、その後の客も使う器をぞんざいに扱うのは、多くの人を不快にするということを胸に刻んで欲しいものだ。
(取材・文/Sirabee 編集部・ステさん)
提供元・Sirabee
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