フィリピンにて撮影された奇妙な交通事故?の映像が注目を集めている。

 9日土曜日の早朝、カール・ダグス氏とその仲間がカガヤン・デ・オロ市を通る国道沿いを走行していたときに起こった。 誰もいない道路に突然人が現れたかと思うと、迫るバイクから逃げるどころかバイクの前に出てきたのだ。

 悪質な当たり屋のように飛び出してきたその人は、当然ながらバイクにはねられた。しかし、心配になってバイクを停めたダガス氏とその友人が、現場で倒れているはずの歩行者を探し回ったものの、その姿はどこにもなかった。その場から綺麗に姿を消してしまったのである。

 この映像は彼らが身につけていたヘルメットに設置されていたカメラが記録していたものなのだが、家に帰ったダガス氏らが確認のために動画を再生してみても謎の人物の行方は解らなかった。それだけでなく、自分たちの前に現れた人物の顔がまったくわからなかったので、余計に不安になったという。

 また奇妙なことに、バイクの運転手は、謎の見知らぬ男とバイクが交差した瞬間に冷たい空気を感じたと後に語っている。

 飛び出してきた人物の奇妙な外見、オートバイに遭遇した瞬間に姿を消したこと、そして「衝突」の瞬間に冷気が感じられたことから、ダガス氏らは道路に現れた人物は「幽霊」だったのではないかと疑っているとのこと。

 この動画はネットに投稿されて以来、フィリピンのSNS上で拡散され様々な議論を呼んでいる。多くの人はダガス氏らの評価に同調しているようだが、懐疑的な視聴者からは彼らが単に人をはねただけで、軽症だった被害者が夜の闇に紛れて消えてしまったにすぎないという意見も出てきている。

 しかし今のところ、自分こそが動画の人物だと名乗り出た者はいないし、当局もその場でバイクにはねられた人がいたという証拠は見つかっていないと述べているそう。

 果たしてバイクと衝突した人物は何者だったのか、気になる人はぜひ動画を見て考えてみてほしい。

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【本記事は「ミステリーニュースステーション・ATLAS(アトラス)」からの提供です】

文=田中尚(ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

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提供元・TOCANA

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