■「誘拐される」と思い…
国境の町エルパソにいたにもかかわらず、女は案内標識を見ただけで「この男は誘拐犯」「このままだとメキシコに連れ去られる」と思い込み、危機感を抱いた。そこで護身のため所持していた銃を取り出し、後部座席からドライバーを撃ったという。
重傷を負ったドライバーはそのまま柵に突っ込み、車は停止。女は倒れ込んだドライバーの写真を撮影し、恋人に送信してから通報した。
■死亡したドライバー
駆けつけた救急隊は、後頭部から大出血しているドライバーを発見。ただちに病院に搬送したが状態は良くならず、数日後に死亡した。
女はドライバーを撃った日に逮捕され、現地で取り調べを受けているとのこと。直後に保釈金は100万ドル(約1億4,343万円)に設定されたと報じられていたが、ドライバーが死亡したことを受け150万ドル(約2億1,515万円)に上げられた。