U23韓国代表 写真:Getty Images

 今年4月のAFC U23アジアカップ兼パリ五輪予選グループステージでは、FW内野航太郎(筑波大学)やMF松木玖生(FC東京)ら擁するU23日本代表を下した韓国。ただ、公務員、官僚の”日韓戦”では大敗を喫したという。

 財務省は先月22日から3日間にわたり、韓国政府機関である企画財政部との人事交流プログラムを実施。韓国メディア『聯合ニュース』が伝えたところによると、両国の官僚は関西空港や造幣局などを見学したほか、サッカーの親善試合を通じて交流を深めたという。

 韓国メディア『韓国経済』は今月18日に企画財政部サッカー同好会の活動を特集。これによると、財務省との親善試合は2002年の日韓W杯開催を記念するために毎年開催されているものであるが、第1試合で0-6、第2試合で1-5といずれも日本が勝利。記事では「エリート公務員たちの自尊心をかけた”日韓戦”で大敗した。2試合いずれも敗れたのは異例。企画財務部には元サッカー選手もいる」と綴られている。

 また、同メディアは「練習不足であり、温情主義的な運営、緻密な戦略の不足が敗因だ。日本の財務省は練習を重ねており、戦術面での差が浮き彫りになった」と敗因を指摘。企画財務部の現状について「彼らは今まで週1回の練習だったが、今月から3回に増やすなど、猛練習に励んでいる」と伝えている。

 U23アジア杯で韓国が日本を下した後、『YTN』をはじめ複数の韓国メディアは「自尊心のおかけでライバルの日本を下した!」などと国民感情を煽っていた。公務員同士の親善試合でも勝敗に拘っていると考えられる。