山口県には様々な絶景スポットがあることをご存知でしょうか?その中でも特に有名なのが海へ続く鳥居として世界中の観光客からも人気を集める「元乃隅神社(もとのすみじんじゃ)」と、コバルトブルーの海の上にかかる大きな橋「角島大橋(つのしまおおはし)」です。

今回はこの2大観光スポットをご紹介します!

目次

"日本の最も美しい景色31選"にも選ばれた「元乃隅神社」

まず一つ目の絶景スポットは「元乃隅神社」。海に向かって続く鳥居が圧巻のこの神社はアメリカCNNが発表した"日本の最も美しい場所31選"にも選ばれたことのある、山口県が世界に誇る観光スポットです。
 

たびこふれ
(写真=たびこふれより引用)

細い道をクネクネと進んだ先にあるこの神社は、草木の緑と海や空の青に映える鳥居の赤が美しいことで有名で、一度見たら忘れる事の出来ない印象的な景色に出会うことができます。この神社に行くための手段は限られており、公共交通機関を利用していくことができませんが、それでも世界中から観光客が押し寄せる人気の観光スポットになっているのは、この美しい景色を一目見たいと思う人が多いからではないでしょうか。かなり狭い道を進まなくてはならない場所もあるため、レンタカーを借りていこうと思う際には小さめの車が良いかもしれません。

断崖に立つこの神社の鳥居の数は縁起の良い123基で、海岸から崖の上の社に向けて連なる鳥居の下をくぐっていると違う世界に続いているかのような不思議な気持ちになります。
 

たびこふれ
(写真=たびこふれより引用)

この鳥居の下では幻想的で素敵な写真も撮ることが出来ます。この赤い鳥居のどこまでも連なる様子が世界の人々の心を魅了し続ける、日本らしい風景です。

吹き抜ける潮風を感じながら登っていく参道は開放感溢れるもので、登るごとに高くなっていく場所からは美しい海を見下ろすことが出来ます。はじめはなだらかな登り坂ですが途中には少し急な階段になっている場所もありますので、お出かけの際にはご注意ください。

狐のお告げで建てられたと言われるこの神社には様々な場所に狐の石像などがあり、御朱印も狐の書かれた可愛いものです。社は小さいのですが、良縁や交通安全、学業成就をはじめ地元漁師の安全にも御利益のあるすごい神社です。

日本一入らない賽銭箱とは!?

こうして鳥居をくぐった先にある賽銭箱がこの元乃隅神社を有名にしているもう一つの理由です。神社でよく見かける賽銭箱は本殿の前にある大きめの箱が一般的だと思いますが、この神社の賽銭箱は少し違います。なんと地上5mほどの場所にある鳥居の上に小さな賽銭箱が付いているのです。
 

たびこふれ
(写真=たびこふれより引用)

「日本一入れずらい賽銭箱」としてテレビで紹介されたこともあるようです。実際に挑戦してみましたが、思っているよりも高く思い切り上に向かって投げなければなかなか届きません。苦労して賽銭を入れた時の喜びは大きく、願いが叶うような気がしてきます。

元乃隅神社(もとのすみじんじゃ)

  • 住 所:山口県長門市油谷津黄498
  • 開門時間:05:30~17:30(夜間の立入・撮影は禁止)
  • 公式HP:https://motonosumi.com/
  • 公式Twitter:https://twitter.com/motonosumi

    ※旧称は元乃隅稲成神社(2019年1月に改称)

    ※2020年12月1日より、コロナ感染拡大を考慮して「参拝休止(境内・鳥居内の立ち入り不可)」になっています。参拝の再開については公式HP等でご確認ください(2021年1月現在)

    運が良ければ見られる「竜宮の潮吹き」

    この神社の立つ崖の下には美しい海が広がっていますが、その岩壁に打ち寄せた波が岩穴に入り込み海水を勢いよく噴出する「竜宮の潮吹き」と言われる現象を、運が良ければ見ることが出来ます。
     

たびこふれ
(写真=たびこふれより引用)
たびこふれ
(写真=たびこふれより引用)

時には30m以上も吹き上がることもあると言われており、その様子が竜が天に昇る様子に見えるということからこの名前がついたそうです。

私が訪れた時には見ることが出来ませんでしたが、それでも激しく打ち付ける波に自然の力を感じることができ、パワースポットと言われるこの元乃隅稲荷神社のパワーをより強めてくれているように感じました。

コバルトブルーの海にかかる橋「角島大橋」

赤が印象的な元乃隅稲荷神社の次にご紹介したいのは、青が印象的な「角島大橋」です。山口県下関市豊島町の沖合にある角島と本州を結ぶこの角島大橋は、様々なランキングでも常に上位にランクインする日本屈指の観光スポットで、その美しい白い橋と南国を思わせるコバルトブルーの海は多くの人を魅了し続けています。
 

たびこふれ
(写真=たびこふれより引用)

この角島大橋は車ではもちろん、徒歩や自転車でも通行が可能です。潮風を受けながら美しい海の上を走るのは気持ちが良く、白い砂と青い海が写真映えすること間違いなしです。

角島大橋を渡ったところで、この美しい海を近くで見るべくビーチに行ってみましたが透明度の高い本当に綺麗な海でした。
 

たびこふれ
(写真=たびこふれより引用)
たびこふれ
(写真=たびこふれより引用)

この美しい角島大橋を渡って行くことのできる角島にも、灯台や自然館、海を見ながら食事のできるカフェなど見所が沢山ありますので、角島大橋を訪れる際にはぜひチェックしてみてください。

角橋大橋(つのしまおおはし)

まとめ

山口県は幕末の志士達の縁の地も多くあり、歴史観光をするにも魅力的な場所ですが、今回ご紹介した2つの観光スポットのような絶景を楽しめる場所も沢山あります。日本だけでなく世界の人からも注目を集めるパワースポットに是非お出かけになってみてください。

文・写真 Mona/提供元・たびこふれ

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