【最近気になる注目ワード・41】色使いが鮮やかなものもあるが、基本的にシンプルな作りのサイコロ。SNSでは、サイコロに“オス”と“メス”があると話題になっていた。一体どういうことなのか、詳しく見ていこう。

知られざるサイコロの「オスとメス」の謎、意外と奥が深かった!
(画像=サイコロは数字の配置でオス・メスに分かれる
(画像はイメージ)、『BCN+R』より 引用)

サイコロの目は表と裏の数字を足すと「7」になる

 調べてみると、実際にサイコロには“オス”と“メス”が存在していた。まずはその見分け方を紹介しよう。1の面を上にして置き、2の面に対して3の面が時計回りに配置されているのが“オス”となる。2と3が反時計回りに配置されていれば“メス”だ。

 サイコロは玩具メーカーがそれぞれ適当に作っているわけではなく、あらかじめ数字の並び方が決まっており、基本のサイコロの配置は「天一地六東五西二南三北四」と表わされる。

 呪文のように見えるかもしれないが、一つずつ区切って確認していけば意味がわかるだろう。

 1を上(天)にして置いた場合、下(地)には6がくる。他の数字は、東に5、西に2、南に3、北に4が来るよう配置。この基本の配置はメスであり、オスの配置は南が4、北が3という配置になっている。ちなみに、世の中に流通している大半のサイコロはメスの配置なのだという。

 また、サイコロの目は表と裏の数字を足すと「7」になるようにできている。これは日本だけのルールではなく、世界的に共通したものだ。

日本だけ「1が赤」の理由は諸説あり

 サイコロの“オス”と“メス”について、ネット上では「数字の並びが違うサイコロがあるのは知ってたけど、オス・メスがあったのか!」「長年算数を教えてきたが初めて知った」と驚きの声が続出している。

 なお、サイコロの1が赤く塗られているのは日本だけの特徴だ。「日の丸をイメージしている」「1は『天』なので太陽をイメージしている」など理由には諸説あるが、どれが正しいかは定かではない。ある会社が「自社製品を差別化するため」に始め、徐々に別の会社も真似をするようになったという説もある。

 次にサイコロを使う機会があれば、“オス”と“メス”の違いに注目してみてはいかがだろうか。もしもオスを見つけたら、ぜひその希少性について周囲に語ってみてほしい。(フリーライター・井原亘)

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■Profile
井原亘

元PR会社社員の30代男性。現在は流行のモノや現象を追いかけるフリーライターとして活動中。ネットサーフィンとSNS巡回が大好きで、暇さえあればスマホをチェックしている

提供元・BCN+R

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