■自身の裁判もスルー

イタリアの破毀院最高裁判所は今月になって以前の判決を破棄し、学校におけるデ・リオさんの長期欠席は「永続的かつ絶対的に不適格」であると認定した。

デ・リオさんは判決を不服として、自身の主張を証明するための文書を持って「真実を再構築するつもりだ」とメディアに語った。

それでも自身の弁護を展開することはなく、地元紙の取材に対しては「すみませんが、今ビーチにいます」と語り、裁判でも「不在」を貫いていたようだ。

■頑なに授業を避けていた?

報道によると、デ・リオさんは在任期間の最初の10年間、全くの不在だったという。それ以外は病欠日や休暇などを利用し、できる限り授業を避け続けていたそうだ。

また授業を行っているわずかな期間も携帯電話に気を取られ、生徒から教科書を借りて授業を行うなど「混乱したものだった」と報じられている。