■悲しみに暮れる遺族

サンチェスさんの孫は記者らの取材に応じ、「信じられません」「祖父は明るい人でした」「本当に悲しく思います」と語った。

遺族がサンチェスさんの死について知ったのは、事件発生から数日後のこと。帰ってこないサンチェスさんを心配して行方不明者届を出しに行き、そこで「亡くなりました」と知らされたのだという。

孫は「どこにいるのかも知りませんでした。祖父は病院にいたのに、(病院や警察から)連絡さえなかったんです」「そのせいで、祖父は誰にも看取られることなく死んでしまいました」と述べた。