日本代表のファン・サポーター 写真:Getty Images

 今月13日にカタールで開幕するAFCアジアカップ2023。MF久保建英(レアル・ソシエダ)ら擁する日本代表が優勝候補に推される中、韓国の反日活動家として知られているソ・ギョンドク誠信女子大教授が再び旭日旗の使用や応援を未然に防ぐためのSNS活動を展開している。

 以前からスポーツの国際大会における旭日旗の使用に抗議しているソ・ギョンドク教授。カタールW杯では、日本対ドイツの2日前にインスタグラムで「W杯で日本サポーターが旭日旗を掲げて応援するならば、即座にFIFA側に告発し、記者団を通じて全世界に問題を知らしめる」と予告。「現地観戦やテレビ中継で旭日旗掲出を発見したら、すぐに私に情報提供してください」と呼びかけていた。

 また昨年12月開催のFIFAクラブワールドカップでは、国際サッカー連盟(FIFA)公式Xアカウント「FIFA World Cup」で旭日旗が使用されると、韓国のSNSユーザーが次々と抗議。FIFAが浦和の紹介画像を差し替えるなど対応に迫られる中、ソ・ギョンドク教授も「FIFAのような国際機関で旭日旗が使用されることは、日本がかつて犯した戦争犯罪による恐怖を思い起こさせる行為だ」と抗議していた。

 韓国大手メディア『聯合ニュース』によると、ソ・ギョンドク教授はカタールW杯と同じく、アジアカップ開幕直前に「アジアカップで旭日旗の応援を目撃したら、すぐに知らせてほしい。大会組織委員会だけでなくFIFAに告発して、国際大会での旭日旗の使用を根絶するだろう」とSNS投稿。過去2大会で見られた旭日旗をモチーフとした応援やイラストもアップしたという。

 そして同教授は「旭日旗は過去に日本がアジア各国を侵略する際に全面に掲げた旗であり、日本の軍国主義と帝国主義を象徴するものだ。アジアカップで再び日本の応援団が旭日旗の応援をすれば、過去に日本が犯した戦争犯罪の恐怖をアジア人たちに再び思い起こさせる行為になる」と、日本のファン・サポーターに警告を発した。