俳優の生田斗真が23日、お昼の情報番組『ヒルナンデス!』(日本テレビ系)にゲスト出演。関ジャニ∞の横山裕を「ライバル視」していると心理テストで指摘され、それを認める場面があった。かつては「バラエティ班」のイメージが強かった横山だが、業界の内外で俳優としての評価が高まっているようだ。

番組では、出演者たちの心を丸裸にしてしまうという心理テストのコーナーがあり、その中で「ドミノ並べの世界大会に親しい人と出場。終了間際にくしゃみをしてドミノを全部倒したのは誰?」という問題が出された。

これに対して、生田は「横山裕」と回答。この心理テストは「絶対に負けたくない人」が分かるとのことで、大事なところで失敗した人として思い浮かべた相手は「この人より優位に立ちたい」と自分が心の奥底でライバル視している人物なのだという。

答えを聞いた生田は「最近、朝ドラとかで俳優としてガンガン活躍してるから、そうなのかも」と納得した様子。その一方で「元祖ジャニーズのおっちょこちょいだから」と、大事なところでミスするという設定と横山のキャラクターを重ねて笑いを誘っていた。

今回の心理テストに限らず、生田は横山の俳優としての実力を認めているようだ。生田は3日にNHKの情報番組『あさイチ』にゲスト出演し、朝の連続テレビ小説『舞いあがれ!』にヒロイン・舞(福原遥)の兄・悠人役で出演している横山について「バラエティー番組で面白おかしいことをやっているイメージが強いかと思うんですけど、本当に昔から素晴らしい俳優で、ミステリアスな雰囲気にすごく関心を持って拝見しています」とべた褒めしていた。

ジャニーズの俳優部門のトップ級である生田が称賛するだけでなく、横山の同作における演技は視聴者や業界関係者にも好評だ。

ドラマの開始当初から、実年齢41歳でありながら大学生の悠人を違和感なく演じたことで視聴者の度肝を抜き、その後はカリスマ投資家となった悠人にインサイダー取引の疑惑が持ち上がり、自暴自棄になった状態から家族の支えによって立ち直る姿を自然体で好演。視聴者から「一人の俳優と思えないほど演技の幅が広い」「インサイダー疑惑で憔悴した時の表情が真に迫っていた」などと絶賛された。

これまでも多くのドラマ出演歴があったのだが、バラエティでの活躍が目立っていたことでどうしても俳優のイメージが薄かった。しかし、ついに今作で「俳優・横山裕」が覚醒した印象だ。

横山といえば、3歳の時に両親が離婚し、5歳の時に母親が再婚するも義父との折り合いが悪く、一時は祖父母の家に身を寄せるなど大変な幼少期を過ごした。中学卒業後はジャニーズに所属する傍ら、家計を支えるために建設会社で肉体労働に従事。23歳で関ジャニ∞として念願のデビューを果たすも、母親ががんを患い、それがきっかけとなって義父と離婚した。

横山には2人の異父弟がおり、横山が学費を稼いで上の弟は高校卒業後に就職、下の弟は大学に進学した。波乱はそれで終わらず、横山が29歳の時に母親が50歳の若さで急逝。そのショックで上の弟が葬儀後に倒れ、母親が亡くなったことを忘れてしまうなど「記憶喪失」状態になった。横山は弟たちを呼び寄せて大阪の家で一緒に暮らし、兄の愛情を受けて上の弟は徐々に記憶が戻り、いい出会いを得て結婚、下の弟は勉強に励んで税理士になったという。

おそらく、ジャニーズの中でも彼ほど壮絶な半生を送ってきた苦労人は他にいないだろう。バラエティだけでなく、俳優としてもブレイクすることになるのか、今後に期待したい。

提供元・Business Journal

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