「SNS就活」という言葉が生まれるほどに、学生、企業それぞれの立場から新卒採用においてSNSが重要視されています。
SNS採用マーケティング「エアリク」を運営する株式会社リソースクリエイションは、2025年卒(予定)の就活生575人を対象とした「SNS就活についての実態調査」の結果を発表しました。
会社の雰囲気が最も気になる
調査によると「選考に進むうえで、何を最重要視するか(単一回答)」に対し「会社の雰囲気」が63.3%と最多に。
2023年にも行ったという同様の調査に引き続き、「一緒に働く人」を最も知りたいという傾向が学生たちにみられるそうです。
就活生の90%が企業SNSアカウントを必要と回答
会社の雰囲気や企業理念などの情報を企業が発信するうえで、活用できるのがSNS。今回の調査で「企業のSNSアカウントは必要だと思いますか?」と就活生に聞くと(単一回答)、89%が「必要だ」と答えました。
具体的な理由としては、「ホームページや文章などで伝わりにくい会社の雰囲気を知ることができる」や「手軽に欲しい情報を入手する」などの声が挙がったとのことです。
就職活動のなかで「SNSで社名を検索しましたか?」とたずねたところ、85.4%が「検索をした」と回答。
実際に利用したSNSは、複数回答式でInstagram(69.9%)、次いでTikTok(42.4%)、YouTube(15.7%)と続きます。
X(旧Twitter)はトップ3に入らず、YouTubeが上位にきていることから、これまで以上に視覚的な情報が求められていると考えられるそうです。
企業のSNSアカウントが就活のきっかけに
「就職活動中、企業アカウントを見て入社意欲はどのように変化しましたか?」(単一回答)という質問に対して、「増した」が88.0%と、志望度を高める効果があるといいます。
また、「SNSがきっかけで企業の選考を受けたことがありますか?」と問うと、49%と約半数が「ある」と回答しました。
このことからも、学生の多くが日頃から身近にあるSNSを就職活動に用いており、「会社の日常を発信することでこれまで以上に就活生への訴求力を高めることが可能です」と同社は指摘しています。
調査概要
調査名:SNS就活についての実態調査
調査期間:2024年2月16日(金)~6月28日(金)
調査機関/調査主体:株式会社リソースクリエイション
調査方法:Web上でのアンケート調査
調査対象:2025年卒の就活生575人
<参照>
【25卒の就活生575名に調査】約9割が企業のSNSアカウントは必要だと回答