東日本旅客鉄道株式会社(以下、JR東日本)は渋谷駅新南改札を新駅舎に移転し、7月21日(日)の始発から供用を開始します。
移転場所は複合施設「渋谷サクラステージ」と「渋谷ストリーム」を結ぶ通路に面しており、利用者の利便性が高まりそうです。
7月18日(木)には、完成した新南口改札と新駅舎がメディアに公開されました。
7月21日始発から供用開始
JR渋谷駅の改札で、駅中心部から離れた場所にあった「新南改札口」が線路上空に新設した駅舎へ移転します。
7月21日からの供用開始にともない、現在の新南改札は同日0時30分をもって閉鎖となるそうです。
地域の分断解消でアクセス向上に期待
これまでは埼京線ホームへのアクセスのみでしたが、今後は埼京線・山手線両ホームへ直接アクセスが可能になります。
また、北側へ約200メートル移転したことで周辺へのアクセスが向上するだけでなく、「渋谷サクラステージ」と「渋谷ストリーム」を結ぶ通路に面していることから、各施設へのアクセスもしやすくなるといいます。
JR東日本は、「この新南改札が鉄道のお客様、近隣地域の皆様にとって使いやすい駅になることを期待しています」と、改札と通路による街の回遊性の寄与への期待を述べました。
施設概要
7月18日(木)のメディア向け発表会では、6階建ての新駅舎と3階に設けられた新南改札口が公開されました。
新駅舎では、21日からコンコース・エレベーター(1機)・エスカレーター(埼京線と山手線各2機)などが使用開始となっており、店舗の出店や4~6階の賃貸オフィスなどを含めた全面開業は2026年を目指しているとのこと。
他の地区へのスムーズな接続が可能となることで、桜丘エリアの課題であった「まちの分断」解消が期待されています。
なお、25日(木)には、渋谷サクラステージで37店舗が新規オープン予定。新南改札の供用開始とあわせて、国道246号を南北へ横断するための西口地下歩道が開通し、複層での歩行者ネットワークが完成します。