私は、先にロッシーニをいただきました。ロッシーニは、レアに焼いた牛フィレ肉の上に、フォアグラのソテーをのせて、黒トリュフのソース(ペリグーソース)を添えた、贅沢な料理です。
「セビリアの理髪師」や「ウイリアム・テル」で有名な作曲家、ロッシーニの名前がついているのは、大変な食通だったからだそうです。フォアグラがとろけそうで、しかし崩れない、丁度いい焼き加減(フォアグラを焼くのは難しいのです!)、お肉も柔らかで、私達にも食べやすく、やはり国産牛は美味しいですね。
デザートは、デザートワゴンの4種類の中からひとつ選びます。
ガトーオペラ キャラメルとバニラのクリーム、サントノーレ ヘーゼルナッツクリームたっぷりのパリ・ブレスト ヴェルヴェンヌと白ワインのジュレ、フルーツとともに迷います。どれも食べたいですが、今回は、私はパリ・ブレスト、夫はガトーオペラ。
パリ・ブレストは、パリとブレストという町の間(パリ・ブレスト・パリの往復だったらしい)で、1891年に開催された自転車レースを記念して作られた、車輪型のお菓子。シュー生地の間には、香ばしく濃厚なヘーゼルナッツのクリームが挟まれていて、大好きなケーキです。
こちらのシュー生地は硬すぎず柔らかすぎず、ヘーゼルナッツクリームの甘さも丁度よく、あっという間に食べてしまいました。ガトーオペラを半分もらうのを忘れてしまったほどです。
ガトーオペラも、もちろん美味しかったそうです。
今回は、結婚記念日のメッセージプレートもお願いしたので、それぞれのお皿に描いてもらいました。フランス語でなかったのが、少し不思議….
今回、お料理の時の飲み物は、フランスのジンジャーエール、カスカッドジンジャービア、夫は、ビールをお願いしました。
ワインが飲める方でしたら、ぜひワインを飲みたいところですね。
水はガス無しのお水をお願いしましたら、エビアンの瓶をテーブルに置いてくださいました。お水の瓶をテーブルに置くのは、ブラッセリーやビストロの方式なので、こちらは高級レストランというよりは、少しカジュアルなレストランなのだと思います。
会計を済ませて、外に出るときにエントランス横に、フランスの雑貨や、素敵な鍋、マルセイユ石鹸などを販売するショップがあるのに気づき、可愛いものばかりで、目が釘づけになりました。
日仏学院の敷地を少し散歩すると、映画館やカフェのスペースもありました。普通の映画館では上映しない、マニアックな映画が観られそうです。
駅からは少し歩きますが、東京でフランスを感じることのできる空間です。お散歩がてら、お出かけしてみてはいかがでしょうか。
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Loiseau DE France (ロワゾー・ドゥ・フランス)