■プロとアマのカメラマンはどう見たか
騒動を見たアマチュア、プロのカメラマンたちはどう思ったのか。
60代のアマチュアカメラマンB氏は、「募集要項をみると、明らかにアマ向けの募集。僕からするとキレイに撮れた写真が市役所で使われるだけでもうれしい。ま、食事くらいはご馳走してほしいと思うけど(笑)、僕はプロじゃないからね。プロがノーギャラと言われたら怒ることもあるのでしょうが、今回は“写真好きのアマチュアのかた、よろしければどうぞ”という案件。そんなに怒ることかね」と、SNS上で巻き起こった反発に疑問を呈する。
一方、報道カメラマンとして約30年活動してきたA氏は、「市が率先して掲載実績と上手な撮り方をサポートしてくれるプロジェクトに見えました。現地までの交通費は自分のお財布と相談ですが、保険料は市が負担。勉強会の費用も無料。市役所が少ない予算の中から市民の写真愛好家を募集して、長い目で見ればプロカメラマンを育てようとする素晴らしい企画だと思いましたが…」と感想を述べる。
静岡市のツイートをさかのぼると、過去撮影を投稿した市民カメラマンたちの美麗写真が署名付きで並んでおり、そこからは地元の活気や人々の温かさが感じられた。ギャラありかなしかを巡って、外野が言い争うことが果たして必要なのか、改めて考えさせられる一件だった。
(取材・文/Sirabee 編集部・キモカメコ 佐藤)
提供元・Sirabee
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