【多拠点生活って実際どう?・2】山梨県小菅村と東京の二拠点生活をしていると、楽しみなのが小菅村でのイベントです。今年は長作観音堂の御開帳と多摩源流まつり、そして移住者さんが開催する地元ツアーに参加しました。

2拠点生活先の山梨県小菅村で地域のイベントに参加、人とのつながりに向き合える
(画像=『BCN+R』より 引用)

長作観音堂の御開帳

 長作観音堂は、鎌倉時代に建立された寄棟造りの小さなお堂で、国の重要文化財に指定されています。村の歴史とともに歩んできた古刹であり、村人たちの信仰の対象であり、地域の文化財として大切にされています。毎年5月3日には縁日が開かれ、歌謡ショーや重要文化財の厨子が御開帳されます。

 この日は、歴史ある観音堂の内部を見ることができる特別な日でした。観音堂に安置された仏像や宝物を間近で拝観しました。観音堂の静かな佇まいと、そこに漂う厳かな空気に触れ、地域の伝統と文化の深さを感じることができました。普通であれば縁日に参加するだけですが、村に2拠点生活をしているハーフ村民としてはその準備にも関われます。この立派な鳥居も地元の先輩たちと一緒に立てました。お堂の中は厳かで写真を控えて、観音様と向き合いました。

 翌日には、長作の行事の片付けを手伝いました。今までも地域の清掃活動や行事には参加していますが、地域の方々と一緒に作業することで、地域のイベントが地元の多くの人々の協力で成り立っていることを実感しました。また関わることで顔なじみが少しずつ増え、受け入れていただけることがうれしく感じます。

2拠点生活先の山梨県小菅村で地域のイベントに参加、人とのつながりに向き合える
(画像=『BCN+R』より 引用)

長作観音堂の御開帳

第33回多摩源流まつり

 続いて参加したのは、「第33回多摩源流まつり」です。このお祭りは、小菅村が誇る自然の豊かさを祝うために毎年開催されるイベントで、歴史が30年以上に及びます。多摩川の源流域に位置する小菅村は、水と緑に恵まれた環境で知られていますが、この祭りはその自然の恵みを地域内外の人々と分かち合う場として定着しています。2019年に開催以来、毎年見送りとなっていましたが、5年ぶりに開催となりました。

 祭りの会場には数え切れないほどの出店が立ち並び、多くの人々で賑わっていました。地元の特産品や手作りの品々が販売され、どれも魅力的でした。ステージでは地元の伝統芸能や音楽パフォーマンスが披露され、終始賑やかな雰囲気が漂っていました。隣接する川では、フィッシングを楽しむこともでき、多くの来場者で賑わっていました。

2拠点生活先の山梨県小菅村で地域のイベントに参加、人とのつながりに向き合える
(画像=『BCN+R』より 引用)

多くの来場者で賑わう

2拠点生活先の山梨県小菅村で地域のイベントに参加、人とのつながりに向き合える
(画像=『BCN+R』より 引用)

川ではフィッシングが楽しめる

2拠点生活先の山梨県小菅村で地域のイベントに参加、人とのつながりに向き合える
(画像=『BCN+R』より 引用)

おいしいグルメも味わえる

 祭りの夜には、花火が打ち上げられました。山あい特有の地形からくる反響音とともに、美しい花火を至近距離で楽しむことができました。これは初めての体験で、夜空に咲く大輪の花火とその響きが忘れられない思い出となりました。

2拠点生活先の山梨県小菅村で地域のイベントに参加、人とのつながりに向き合える
(画像=『BCN+R』より 引用)