黒坂岳央です。

同じ男から見て「この人はかっこいい」と思われるような男を目指したいものだ。ここでいう「かっこいい」というのは、外見や高級ブランドを持っているという次元の話ではなく、その人の生き方や哲学といった内面的な話だ。

それをたった一言に集約するなら「チャレンジし続ける人」である。これは非常に難しく、特に年を取るとドンドン脱落する。そんな中、ずっとチャレンジをやめない人は本当に尊敬に値すると思うのだ。

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停滞は緩やかな死

自分が最も恐れていることは「停滞」である。世の中や社会は絶えず進化し続けている中で、自分が停滞するということはこの世界から置いていかれるということを意味する。

自分は現時点では常にこれが頭の中にあり、あまり前進しない日々がしばらく続くと「このままではいけない!」と脳内でガンガンと警鐘が鳴り響く感覚を持っている。しかし、気をつけるべき点がある。それは人間は慣れの動物ということだ。いつしか停滞に慣れ、アラートが鳴り止み、停滞がコンフォートゾーンに感じて守りに入る。それは生命体としてではなく、あくまで社会的に見た緩慢な死に近い。

経営者の中にもいつしか「停滞」そのものが目的になり、変化に対応する代わりに「変化しなくても良い現状維持の経営」に尽力するようになるケースを見ることがある。そうなれば、売上も確実に下がっていき、会社の存続も難しくなっていく。だから停滞は受け入れてはいけないのだ。