■久慈氏も岡田采配を独自分析

久慈氏は「今年就任して、やっぱりそれなりにミーティングをしたりいろいろするなかで、見ていると別に難しいことは言わないじゃないですか」と指摘する。

続けて「やればいいよ、こうすればいいんや、みたいな感じ。でもそれが自分らで考えてやる。逆に考えてやらせてもらったのかなと、選手は」と持論を展開。

田尾氏も「自然と自主性というものがあったのかな?」と語ると、「僕らは自主性と言ってたものはあったんですよ。選手が練習内容を考えてやれるとか。(岡田監督は)またちょっと違った」と話した。

■矢野監督時代との違いを指摘

さらに久慈氏は「わかりやすかったのが、スコアラーさんが提供する資料をベンチで見なくていいというのを見たことがあって。そんなものは自分のロッカーで頭の中に叩き込むんやみたいなね。ああそういう感覚かって」と語る。

そして「僕らは忘れるやつが多いから、ベンチに置いといてあげて、なんかあったら見せたほういいと思ってスコアラーにお願いして教材として出しておいてもらったんですけど。それがないというか…」と指摘。

話を聞いた田尾氏は「見ていて選手に逃げ道を作ってあげているような気がするんだよね。『おまえに任せた』と言われたら結果が出れば良いんだけど、出ないとキツイから。出なくてもいいんだよみたいな」と分析した。