■当たりは残っていたクジ
掛布氏は長嶋茂雄当時監督が松井氏のクジを引き当てたドラフト会議を振り返り「残っていたクジなんだよね、長嶋さんは」と指摘する。
松井氏が「その前がタイガース。2分の1ですよ」と話すと、「あれ、上と下があってね、中村勝広さんという方が新幹線で移動してね。素直に上を引けよと思った」と悔しがった。
■入団後は「シャットアウト」
当時のドラフトに悔しさをにじませた掛布氏は「もう素直な気持ちで巨人に入っていくわけですよね?」と質問する。
松井氏は「もう、そこはね。それまでのタイガースへの思いはシャットアウトして」とコメント。掛布氏は「そこで阪神と松井さんの赤い糸は切れた」と話し、松井氏も「そういうことですね」と同調していた。