ニューヨーク市危機管理局は、消防局や警察、311、建設局、MTA、電気会社コン・エディソン、ガス会社ナショナル・グリッドから収集した情報を元に「負傷者や、交通・公共サービスへの影響はなく、構造的安定性の問題はない」と発表した。消防局は爆発音の原因は、特定できなかったとしている。

速報を報じたWABCニュースのコメント欄には、「小さな地震だけど、日本の昨日の地震を考えるとやや心配」といった声のほか、「何も感じなかったぞ」「M1.7はジョーク、報道するほどのものではない」「アジアではこれが日常的に起きている」「M1.7で停電?日本で起きたようなM7.8には対処できない」「Pray for NYC」「カリフォルニア州民:弱虫」など大袈裟ではないかと皮肉るコメントが投稿されている。

先のプラット氏によると、ニューヨーク市では小規模な地震が発生しているが、検出されない程度の揺れだという。地球環境学を専門とするコロンビア大学のジョン・C・ムター教授は、ニューヨークで発生する地震の多くは「昔からのストレスが解放されたもの」と説明。インフラや建物に大きな被害を及ぼすような地震が発生する可能性は「極めて低い」と述べつつ、足場や外壁が壊れたり、外付けのエアコンやプランターの落下に気をつけるべきだと語っている。