冒頭のトラブルは運転手側に非か

 ちなみに冒頭のSNSに投稿されたトラブルについては、解決したようだ。続きの投稿で、「解決した」として会社側と和解したことを明らかにした。会社側から受けた説明は、「ドラレコが動いていなかったので確認できなかった」としつつも、「ほか乗務員からの聴取で運転手にも問題がありそうだった」と、運転手側の非を認め、さらに運転手が当時飲酒していた可能性があったとして「当面は謹慎処分」にしたという。

 本来、始業前に営業所で動作確認するドラレコが作動していなかったことや、無線以外の機器が作動していなかったことから、運転手が意図的に止めていた可能性も視野に入れつつ、再発防止として「営業所で全体的に指導を行った」という。

 タクシーは密室になるため、トラブルが起こった際に事実関係を確認するには、ドラレコの映像が必須になる。決してカスハラ対策に役立つというだけではなく、乗客側にとっても運転手の接客態度やサービス提供内容を証明するためにも有用だ。タクシーはドラレコを確実に作動させておいてほしい限りである。

(文=Business Journal編集部)

提供元・Business Journal

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