KEENON Roboticsの歩み

中国上海に本社を置くKEENONは2010年の設立。日本以外にもフランスやドイツ、韓国、アラブ首長国連邦、カナダ、アメリカを含め60以上の国と地域で事業を展開している。過去2年間は米国市場での足場を固め、ケータリング、ホテル、高齢者向け施設、映画館、カジノ、スーパーといった分野で信頼を確立。米国内の50以上の都市で多くの企業にサービスを提供してきた。

配膳・配送ロボットの「DINERBOT T8」で2023年に日本のグッドデザイン賞を受賞したほか、今年2月には「DINERBOT T9 Pro」が「シカゴ・グッドデザイン賞2023」も受賞している。

Image Credits:KEENON Robotics(プレスリリースより)

6月末には大連で開催された世界経済フォーラムの夏季ダボス会議に参加。同社設立者兼CEOのTony Li 氏が講演を行い、インテリジェントな自律システムの意思決定能力とAIの進歩による人間生活への統合を強調。引き続きロボット分野での技術推進と新たな領域の探求に取り組むとした。

(文・根岸志乃)