■手口はパターン化している

詐欺の可能性として顕著なものに、商品購入の際にFacebookから別のWebサイトに誘導する手口があるという。購入者は、実際の商品を見る前に入金を促されるというパターンだ。

Apple Storeで599ポンド(約11万2,000円)で販売されている新品のiPhone 13が、わずか84ポンド(約1万5,000円)で販売していたため購入を試みると、別のWebサイトに誘導されて詐欺商品だとわかったという。

また、2016年型のAudi Q3が6,000ポンド(約112万円)で販売されており、あるEメールにコンタクトをとるよう誘導されたそうだ。このEメールをGoogle検索したところ、2023年の自動車詐欺グループが使用するアドレスとして、報告されていることが判明した。

■詐欺を見分ける5つのポイント

同調査の統計によると、2023年のFacebook Marketplaceでの詐欺被害額は6,000万ポンド(約107億6,000万円)と推定され、1日平均で16万ポンド(約3,000万円)にも相当するという。

TSB銀行は詐欺を見分けるために、まず実際の商品を見ること、プラットフォーム上で支払う、Googleで検索してみる、低価格であることを疑う、そして出品者からの圧力でパニックにならない、という5つのポイントを紹介した。

Facebook Marketplaceを運営するMetaはこの件に関し、「詐欺をただちに報告することを奨励します。そうすることで行動を起こせます。安全な取引と、詐欺回避のための知識の提供にも努めてまいります」と述べている。

(取材・文/Sirabee 編集部・本間才子)

提供元・Sirabee

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