■それにしてもクラスメイト、ノリノリである

ことの経緯について、ポスト投稿主・むりなるさんは「新年初めの登校日でクラスメイトが皆、帰省のお土産を持ってきており、沖縄から帰省していたクラスメイトがちんすこうを持ってきていました」「すると、クラスメイトの1人がそのちんすこうにレ点を付けた…というのが投稿の背景です」と振り返る。

むりなるさんは現在高校1年生でだそうで、レ点が書き込まれた理由について「ちょうど国語の授業で、漢文を習っていたのが大きかったです」と補足していたのが、なんとも微笑ましい限りであった。

受験シーズンになると毎年白熱するのが古文・漢文の不要論。確かにこれまでの人生を振り返り、古文や漢文が「役に立った」と感じた経験のある人は非常に少数派であろう。

しかし漢文によって得られた知識や教養がなければ、今回の「ちんすこう」の面白さを本質的に理解できない。実際、件のポストには「今までの漢文の教育はこのためにあったのか…!」という感動の声に、多数の共感が寄せられていたのだった。