ホテルスタッフの対応も極めて良く、素晴らしいホテルです。
ただ、1つだけどうしても理解できないことがあります。それは、お部屋の洗面台が1つしかないことです。
シングルユースを前提としたビジネスホテルであれば、洗面台は1つで充分ですが、ラグジュアリーホテルの場合、2名の利用がデフォルトであり、であれば洗面台は2つ確保が大前提です。
新しくオープンした新築の建物ですから、設計段階でなぜ考慮しなかったのか不思議です。
この「洗面台問題」は、私が住んでいる晴海フラッグでも同じです。
このマンションでは115平米の4LDKの部屋にも洗面台は1つしかありません。以前住んでいた東京ミッドタウンにあるホテルレジデンスは、100平米程度の部屋でも洗面台は2つ付いていました。
4LDKであれば、少なくとも家族が4名くらいで暮らすマンションですから、洗面台は最低2つは必要です。
ホテルやマンションの洗面台などのインフラが充分に装備されていなければ、真の意味で「ラグジュアリー」とは言えません。
ラグジュアリーとは金ぴかの豪華なインテリアでデコレーションすることではなく、快適な生活に必要なインフラをきちんと用意するところから始まるのです。
編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2024年6月11日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。