株式会社さきの出版は、『はじめて働く人もこれから考えている人もマンガでわかる 介護職1年生』を発売しました。

介護現場での経験を発信し、現在6万人を超えるフォロワーがいるという介護系TikTokerの著者が、介護の仕事の魅力や実際の業務内容についてマンガやイラストを交えて伝える1冊です。

介護業界の現状と「2025年問題」

人口の4分の1にあたる“団塊の世代”が後期高齢者となる「2025年問題」を前に、介護業界の人材不足が深刻化しています。

厚生労働省が2022年3月24日(木)に公表した「介護保険制度をめぐる最近の動向について(※)」によると、2025年には約243万人、2040年には280万人ほどの介護職員が必要とされ、2019年の介護職員数である211万人を基準にすると、2025年には33万人、2040年には69万人が不足する計算です。

認知症患者や要介護者が増加し、「介護難民」と呼ばれる介護サービスを受けたくても受けられない人が増える中、介護人材の確保は重大な課題となっているといいます。

※厚生労働省 老健局「介護保険制度をめぐる最近の動向について」

経験者が伝える介護職の働き方

8年以上にわたって介護現場の経験しているという著者が、介護の楽しみ方や魅力、実際の仕事の内容、1日のスケジュール、働き方の例や資格についての情報をマンガやイラストを用いてまとめている書籍です。

介護業界でいきいき働く人がひとりでも多く増えてほしいという思いから、執筆に至ったという著者。

会社に縛られない生き方をしたい、副業を考えている、好きなことを仕事にしたい、残業のない仕事をしたい、ノルマやプレッシャーに追われたくないと考えている人に「介護の仕事って、意外とありかも!?」と思ってもらいたいという願いが、この書籍には込められているようです。

著者プロフィール

ガップリン

介護系TikToker。ネジ工場で働いていたが、ケガをきっかけに退職。その後介護職に就き、仲間内で介護にまつわる動画やすべらない話をアップ。現在は介護系TikTokerとして活躍し、介護の仕事の温かさやおもしろさ、本音を伝えている。

書籍情報

『はじめて働く人もこれから考えている人もマンガでわかる 介護職1年生』

著者:ガップリン

定価:1,595円(税込)

ページ数:160ページ

発売日:2024年6月28日(金)

<参照>

「2025年問題」に向けて、介護業界に興味を持つ人が増えてほしい 『はじめて働く人もこれから考えている人もマンガでわかる 介護職1年生』6月28日に刊行