※本記事は2022年1月の再掲です
● 67年間お風呂に入っていない87歳の健康状態を調査、とてつもなく健康かつ「強力な免疫システムまで獲得」
トカナでも8年前に報じた“60年以上お風呂に入っていない”イラン人男性、アモウ・ハジさん。現在87歳になる彼は着々と信念を貫き続け、その記録は67年にも達している。
<<(過去記事より)ペルシャ湾に近いファールス州のデジャガ村に住んでいるハジさんは80歳(当時)。この60年間、シャワーも浴びず、湯船にもつかっていない。ホコリがべっとりとこびりつき煤けた顔。分厚く付着した泥や垢が剥離しかけた、まるで象のように硬くなった皮膚。身にまとった衣服は文字通りアースカラーに変化し、元々何色だったのか想像も付きません。この、長年かけて養われた天然の迷彩色によって、ハジさんは昆虫の保護色よろしく周囲に溶け込み、土と岩に覆われた大地に佇む姿は岩の彫刻と間違えられることもあるのだとか。遠くからでもわかるほど、臭いはキツいらしいのですが。
意外と思うかもしれませんが、ハジさんが人生において最大の価値を置いているのは「健康」。
「清潔さは病の原因」
そう硬く信じているため、彼はお風呂に入らない生活を続けているのです。それだけではありません。生の新鮮な食品やきれいな飲料水を忌み嫌い、代わりに死んだ動物の腐った肉を火であぶって食べ(ちなみに好物はヤマアラシの肉。チキンに似た風味がするらしい)、薄汚れた石油缶から汲んだ、お世辞にも清浄とは言えない水を1日5リットル飲むといいます。この大量の水を飲む習慣も、彼に言わせれば、健康のためなんです。
よい人生を送るための基本的な条件が心身の健やかさにあることに、異論を唱える人は少ないでしょう。そして、清潔さは人間の健康増進に役立つというのが、私たちが生きている社会の通説です。ところが、彼にとってはその清潔さこそが自身の健康を脅かす元凶であり、我々から見て不健康きわまりない、汚れにまみれた生活に健康の源があるというのですね。>>
ではその、健康法は本当に正しいのだろうか?
2021年、テヘラン医科大学公衆衛生学部の研究者らによって彼の健康診断が実施され、その結果が世界中を驚かせている。というのもハジさんの体からは病気の原因となる細菌や寄生虫が一切発見されず、さらには「極めて強力な免疫システムが形成された」可能性もあるというのだ。入浴しないばかりか、地面に掘った穴に住み、轢かれた野生動物を食べ、水たまりの水を飲み、動物の糞をタバコにして吸ってきた超ナチュラリストなハジさん。現地行政当局は最近、(その外見にもかかわらず)周囲の人々は皆彼に優しく接しているとして、できるかぎり放っておいてほしいと訴えている。「石になった」とさえ囁かれるハジさんだが、意志の固さも相当なものだ。超人的存在となった彼の目に、コロナに振り回される今の世界はどう映っているのだろう。
(編集部)
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提供元・TOCANA
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