谷晃生(ガンバ大阪在籍時) 写真:Getty Images

 ガンバ大阪からFC町田ゼルビアへ期限付き移籍中の日本代表GK谷晃生は、今月24日開催の明治安田J1リーグ開幕節・G大阪戦でフル出場。FW宇佐美貴史のフリーキックから失点したとはいえ、勝ち点1の獲得に貢献した。ただ一方で、同選手の試合後コメントが話題に。ネット上でクラブや黒田剛監督への批判が湧き起こっている。

 今季開幕戦でいきなり期限付き移籍元のG大阪と対戦した谷。後半に味方選手が退場し防戦一方の試合展開となる中、好セーブを連発。一方、ボールをキャッチした後にピッチに倒れ込む仕草を何度も見せると、G大阪サポーターからブーイングを浴びたほか、90+2分には遅延行為に該当するとしてイエローカードを提示された。

 Jリーグ公式サイトや一部報道によると、谷は「遅延行為で警告を受けましたが、あとでガンバの選手には謝りました」とコメント。時間稼ぎと解釈可能な行為に及んだ背景について「申し訳ない気持ちもありますけど、僕もやるしかなくて」と語ったという。

 この「やるしかなくて」というコメントが、X(旧ツイッター)上で話題に。「この言い方ってスタッフからの指示があったんだろうな」「黒田剛監督の指導は普段どんな感じなんだ?」「選手たちも勝つためにやりたくないことを強制されているのかな?」といった批判や疑問が飛び交っているほか、「谷、正直すぎる」「コメントを見ると谷も可哀想」「俺の知ってる谷に戻ってくれ。湘南ベルマーレにいる時はこんなんじゃなかった」「G大阪に復帰したら?」と谷を気遣うファン・サポーターもいる。

 J2優勝を果たした昨季も、ファウルや時間稼ぎなど一部のプレーで注目を集めた町田。試合後、谷がアウェイサポーターに挨拶する際にブーイングを浴びせられただけに、同選手の今後が気になるところだ。