ブライトン所属MF三笘薫は、怪我により今月に行われるFIFAワールドカップ北中米大会アジア2次予選(対ミャンマー、シリア)の日本代表で招集外。日本ツアー(対鹿島アントラーズ、東京ヴェルディ)での復帰が期待される中、現地では同選手の去就に注目が集まっている。
三笘は昨年にブライトンと2027年6月まで契約延長。今後の更なる活躍が期待されていたが、昨年12月のリーグ戦で足首を負傷した後、万全の状態ではない中、今年1月AFCアジアカップ決勝トーナメント1回戦(対バーレーン)で復帰。するとブライトンへ再合流した後に腰を痛めて、一足早くシーズンを終えている。
三笘の去就を巡っては、英メディア『チームトーク』が先月31日に「アーセナルが三笘の争奪戦で優位に立っている」とリポート。以前からマンチェスター・ユナイテッドをはじめ強豪クラブから関心を寄せているというが、今夏移籍に向けての動きは現時点で報じられていない。
そんな中、英メディア『ジ・アスレチック』は今月4日にブライトン所属選手の去就を特集。三笘について「2022/23シーズンのような素晴らしいパフォーマンスを継続していたら、明らかに(他クラブの)獲得候補になっていた。負傷にくわえてアジアカップでのプレーもあり、リーグ戦で19試合の出場にとどまった」と綴るなど、今夏残留が既定路線だと主張。その上で、「もし三笘が新監督の下で負傷前の調子を取り戻せば、来年1月や夏にこの日本人選手への関心が再び高まるだろう」とステップアップ移籍の条件を提示している。
三笘のコンディションについては、英メディア『ギブミースポーツ』が先月7日に「足首の負傷で数試合欠場の後、アジアカップへ参戦したことにより、状況が悪化した」と指摘。日本代表招集に原因を求めた上で、同選手を「2023/24シーズンのプレミアリーグにおける最悪の選手」のひとりに指名していた。