■低速でパトカーが追跡

アナーバー警察によると、パトカーは緊急ライトとサイレンを流しながら、約24キロから32キロの低速で約30分の追跡を続けた。公開したパトカーの車載映像では、「今すぐ車を止めろ」と少年を説得しているのが聞こえる。

パトカーが追うなか少年は大通りの周辺をしばらく走行したが、最後は逃げるの諦め、橋の目の前で停車して逃げようとしたところを確保された。

■少年院へ送致

犯人である少年について、アナーバー警察は地元住民であることと少年院に送られたことを公表したが、未成年のため本名などの詳細は伏せられている。

少年は運転席の中に隠してあった鍵を発見し、車のロックを解除してフォークリフトを盗んだと供述しているという。

この事件で負傷者は出なかったが、フォークリフトは約10台の駐車車両に衝突した。警察の広報は「これは非常に危険な行為であり、重傷を負う可能性もあった」とコメントし、さらに詳しく捜査するとしている。