■「1軍のマウンドに慣れろ」
この発言について、高木氏は「(阿部監督は)競争してそのポジションを勝ち取ってほしい。(ポジションを)『お前のために空けておいたから、はいどうぞ』というのは嫌うんだろう」と言及。
その真意を、「先発がまだ足りているのに、良かったからって先発に回さないよ、と。良かったら中継ぎ、少し楽なところでしっかりした経験をして、ということなんじゃないの。だから、逆に取れば俺は愛情を感じる」と推し量る。
「いきなりプレッシャーがあるポジションで使うのではなくて、2軍から上げた選手はまずアイドリングから始めろと。敗戦処理という言葉を使っているかも分からないけど、少し楽な場面で1軍のマウンドに慣れろと。(主力の投手に対してではなく)これはルーキーとかそういうことに限りだよ」と解説。
■長い目で見守る
さらに、「結構慎重にことを進めようとしている。選手に余計な負荷をかけないで、1軍でせっかく上がってきたんだから、ちょっと楽なポジションで投げてもらって、これはいけるなと思ったら先発に回すとか。そういう順序をしっかり守りたいということなんじゃないの」と語る。
いきなり先発起用をして、結果が出ずに再び2軍へ行かせるというよりも、「ある程度の期間を見てあげたい、というようなことなのかな」と理解を示した。