外国人とのコミュニケーションをサポートする多言語通訳サービス「KOTOBAL」が、さまざまな自治体やホテルで導入され始めています。
6月14日(金)からは、東京都が所有する38カ所の施設でも設置が始まるという「KOTOBAL」、どんなサービスなのでしょうか。
「KOTOBAL」の特徴
このサービスを開発したのは、オフィス関連製品の販売をおこなうコニカミノルタジャパン株式会社(以下、コニカミノルタジャパン)。
同社によると、「KOTOBAL」は、会話を文字にリアルタイム変換し、液晶ディスプレイメーカーの株式会社ディスプレイジャパンが開発した透明ディスプレイに投影します。ディスプレイに表示ができる言語は、32カ国語に対応しているそうです(※1)。
付属のタブレットでは、AIによる機械通訳とオペレーターによるビデオ通訳(※2)でサポートを受けられます。ビデオ通訳は、英語や中国語などでは24時間365日対応しており、外国人の急な体調不良や災害などに対応することができるそうです。
透明ディスプレイと付属のタブレットを連携することで、会話を文字に起こした翻訳文を表示。相手の表情を見ながら、よりスムーズなコミュニケーションが実現するといいます。
文字入力をしてディスプレイに表示することもできるので、声を発することがむずしい人にも対応しているとのことです。
(※1)例:英語・中国語・韓国語・ポルトガル語・スペイン語・タイ語・ロシア語・フランス語・イタリア語など
(※2)ビデオ通訳はプランにより12~20言語に対応。24時間365日に対応の対応は、英語・中国語・韓国語・ブラジルポルトガル語・スペイン語。
人手不足を抱えるホテル業界を支援
JNTO(日本政府観光局)が発表した「2024年4月訪日外客数推計値」によると、訪日外客数は3,042,900人、2カ月連続で300万人を超えました。
コニカミノルタジャパンは、人手不足を抱えるホテル業界に対して、増加し続ける訪日外国人観光客とのコミュニケーションを、KOTOBALを通じて支援していくといいます。
<参照>
38箇所の都有施設に、音声を多言語で表示する透明ディスプレイを設置します!
6月の訪日外客数200万人突破!ホテル業界で多言語通訳サービス「KOTOBAL」が活躍
KOTOBAL|KONICA MINOLTA HP