憧れからはじまった、私のセミナー講師のキャリア

ここで少し私が講師を目指したきっかけをお話ししておきたいと思います。私が講師を目指したきっかけは、自分が憧れていた人たちがセミナーを開催していたからです。その人たちはブロガーでした。

私は社会人になって5年目の2009年からブログをはじめました。この頃はブログをはじめとして、情報発信をきっかけに独立する人が多かった印象があります。入社3年目くらいからビジネス書を読み漁るようになり、いつか独立できるくらいに力をつけたい。そう考えるようになっていた私は、ブログをはじめてみようと思い立ちます。

どれぐらい時間がかかるかはわからない。でもいつかブログをきっかけに独立できたらいいな。そんなふうに考えました。

当時私が憧れていたブロガーの多くはセミナーを開催していました。私は彼らに会いに、 セミナーを受けにいきました。たくさんの人の前で話をする彼らの姿を見て、いつか自分もあんなふうに人前で話したい。そう強く感じたのです。

あんなふうになりたいな。きっかけはそんな単純な憧れでした。そんなきっかけで私はセミナー講師を目指すようになったのです。

少人数に向けて話すのも立派なセミナー

セミナー講師というと大きな会場で大人数の人に対して話す──そんな印象をもっている人もいるかもしれません。そう考えると、「自分にはとてもできない」と思ってしまうでしょう。しかしそんなことはありません。

単純に人前で話すのであれば、それは立派なセミナーです。たとえば私は、4人から多くても8人くらいの少人数制のセミナーをよく開きます。集客がうまくいかない時は受講者が1人ということもあるわけです。それでもセミナーはセミナーです。その方と楽しみながらやります。

私は会社(本業)でもセミナー講師をやっています。会社のセミナーの場合は会社の信用もあるので200名近くの方を前にお話しすることも珍しくありません。これももちろんセミナーなわけです。

受講生の規模は小さくても全く問題ないのです。たとえ少人数でも、一人あたりの受講料が高ければ十分なお金を稼ぐことができます。大人数に向けて話すことが必ずしもセミナーではない。少人数を対象にやってもいい。このことを頭に入れておいてください。

滝川 徹(時短コンサルタント) 1982年東京生まれ。Yahoo!ニュース・アゴラで執筆記事が多数掲載される現役会社員・時短コンサルタント。慶應義塾大学卒業後、内資トップの大手金融機関に勤務。長時間労働に悩んだことをきっかけにタスク管理を習得。2014年に組織の残業を削減した取り組みで全国表彰。2016年には「残業ゼロ」の働き方を達成。時間管理をテーマに2018年に順天堂大学で講演を行うなど、セミナー講師としても活動。受講者は延べ1,000名以上。月4時間だけ働くスタイルで4年間で500万円の収入を得る。著書に『細分化して片付ける30分仕事術(パンローリング)』『ちょっとしたスキルがお金に変わる「副業講師」で月10万円無理なく稼ぐ方法(日本実業出版社)』他。

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編集部より:この記事は「シェアーズカフェ・オンライン」2024年5月31日のエントリーより転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方はシェアーズカフェ・オンラインをご覧ください。