喫煙率が最も高いのは30歳代男性で30%前後のはずで、もっとも多いユーザー層がそこだがその倍くらいも高い。喫煙率は所得が低いほど、そして学歴が低いほど上がるのがファクトであるため、パチンコマニアはそのあたりなのだろうと・・・。
パチンコはそこそこお金がないとできないからやっているのはお金のある男性だという説もあるが、もちろんそういうユーザーもいるだろう。しかしデータだけを見るとむしろ「なけなしの金を握りしめてホールに通う」人たちが多いように見える。しかしこの急激なマーケットの縮小をみると、それほど長くは続かないように思える。
ネットで券が買えるギャンブルの特徴公営ギャンブルはそこにいかなくてもネットで投票できるようになり、売上を伸ばしている。
コロナ直前の2019年時点で、すべての売り上げのうちで中央競馬は7~8割、競輪・オートレース・競艇は5~6割の電話投票経由(≒ネット投票)という水準まで上がってきていた。これがロックダウン期間は競馬で9割、競艇・競輪・オートレース7~8割に到達した。もはや公営競技場にいって、その場で賭けを行うユーザーはマイノリティー
なぜ2年で売り上げが8000億円も増えたのか…競馬市場がコロナ禍を境に絶好調になっているワケ
ネットで券を買っている人たちと、現場に行く人たちはどのように違うのか。笑ってしまう。
ちょっと古いが平成31年の千葉市の調査でサンプル数少ないから難はあるが・・・・・。
・お金がある層はネットから投票する ・現地までいくのは「リテラシー低」「ヒマ」「貧乏」な人たち
ということがわかる。
ところがパチンコはパチンコ屋まで行かないとできない。ヤニカスの臭い体臭を我慢しながら(自分も同じなので気にしないのかも)延々と打たなくてはならぬ。それがパチンコだ。喫煙率がこれほど下がり、高学歴ほど、高所得者ほど喫煙率が明確に低い中では、なかなか良いユーザーを集めるのは難しいかもしれない。
カジノのように雰囲気を楽しむならまだしも・・・・・・・。
期間限定キャンペーンやってました。
編集部より:この記事は永江一石氏のブログ「More Access,More Fun!」2023年11月29日の記事より転載させていただきました。
提供元・アゴラ 言論プラットフォーム
【関連記事】
・「お金くばりおじさん」を批判する「何もしないおじさん」
・大人の発達障害検査をしに行った時の話
・反原発国はオーストリアに続け?
・SNSが「凶器」となった歴史:『炎上するバカさせるバカ』
・強迫的に縁起をかついではいませんか?