あっさり撤回?

なお50セントはその後、アダムス氏と直接対話する機会があり、市長の言い分について納得したようだ。

先の投稿を削除し、アダムス氏の動画と共に、プログラムは「的を射ており、うまくいきそうだ」と賛同を示すコメントを投稿した。非難の矛先は、州のトップに向けられており、「今度はホークル知事と、ニューヨークの状況を改善する妨げとなっている法律について話したい」と述べ、「移民対策の24億はドルはどこから来るのか。私の税金はダメだ!」と財源について牽制した。

SNSのコメント欄には、「ハイチ人を送り返したのに、別の人々はタダで滞在し、政府の支援を受けている」「税金を使うな!という声を拡散して」「アメリカ人のホームレスがこんなにいるのに、無関係の人々に20億ドル??」といった不満や、「送り返した方が安上がり」「その予算を奴隷補償にまわすよう知事に伝えて」「50セントを知事にしよう」などの意見が投稿されている。

一方で、市長から即座に言いくるめられた50セントに対し、「何かいい条件を提示されたんだろう」と勘繰る声や、「お前は今や25セントだ」「影響を与えないようなフェイクミュージシャンは口を慎め」など非難の声が上がっている。

なお50セントは2020年の大統領選で、バイデン氏が掲げた富裕層への増税案(ニューヨークでは最高60%)が気に食わないとして、トランプ氏への投票を呼びかけていた。バイデン氏が当選した暁には、米国を出ていくと豪語していた。